いかめしいフェイスとは裏腹に、アニメのキャラクターのように大きな耳と、球体に近い体型から、どことなくほっこりした愛らしさを漂わせる、
マッドアイ・ムーディ先生(ハリー・ポッター)でおなじみのアイルランド人俳優
ブレンダン・グリーソン。
(右がお父さんブレンダン、左が息子のドーナル)
ダブリン生まれの生粋のアイリッシュで、小学校の教師をしながらフィドルを演奏する一般人ライフを送っていたところ、思い立って演技をはじめ、35歳で俳優デビューしたという、なんとも珍しいキャリアの持ち主。(その自由な生き方も魅力のひとつ)
その風貌と、ケルト感満載なオーラ(ステレオタイプな雰囲気)から、アイルランド移民を描いた
「遥かなる大地へ」、アイルランドの歴史的人物を描いた
「マイケル・コリンズ」、スコットランドの英雄を描いた
「ブレイブハート」、アイリッシュギャングを演じた
「ギャング・オブ・ニューヨーク」、南北戦争中のアメリカ南部でフィドルが堪能のアイリッシュ移民を演じた
「コールド・マウンテン」など、持ち味をいかした役柄で、たくさんの映画に出演。
「ハリー・ポッター」シリーズで、厳しくも優しくハリーを見守る一風変わったムーディ先生役を演じ、世界的に人気の俳優さんに。
ハリウッドで活躍するかたわら、アイルランド映画にもたくさん出演していて、
「プルートで朝食を」「ザ・ガード 西部の相棒」「ヒットマンズ・レクイエム」「ある神父の希望と絶望の7日間」など、現代アイルランド映画を代表する作品ばかり。
そんなアイルランド映画の顔ともなっている彼ですが、
ひょっこりフィドルフェスティバルなどに出演するほどフィドルも大好きと、ケルトファンからの好感度が高すぎる逸話だらけの名優さんです。
ちなみに、息子さんの
ドーナル・グリーソンも俳優さんです。
せっかくなので、次回は彼を紹介しようかな。