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ビギナーズ・ガイド


■ ハンマーダルシマーについて

ハンマーダルシマーは様々な地域の民族音楽の伝統に根ざしていますが、「単なる民族楽器」以上のものです。華麗で魅力的な音色で習いやすく、キャンプファイヤーで楽しむ気軽な楽器にもなるし、プロの演奏家の道具にもなり得ます。この素晴らしい世界をのぞいてみましょう。ダルシマーが初めての方なら、「ビギナーズガイド」から始めることをお勧めします。また私たち、ダスティー・ストリングスはダルシマーのお話をするのが大好きです。いつでも電話でお尋ねください。

■ ハンマーダルシマーが初めての方へ

ハンマーダルシマーって何?どこを打てば音がするの?どんな音楽が弾けるの?難しい?こんな疑問をよく聞きます。それで初心者に役に立つと思われる基本的な事項をまとめてみました。このサイトの別の場所にはもっと詳しい説明があります。また直接聞きたいことがあればいつでも喜んでお話しします。お電話ください。

 

■ 基本

ほかのダルシマー
ダルシマーというと、ハンマーダルシマーを指すこともあるし、マウンテンダルシマーを指すこともあります。私たちが作っているのはハンマーダルシマーで、2本のハンマーで弦をたたいて演奏します。マウンテンダルシマーはギターに似た形(時には砂時計のような形)で、フレットを押さえて弦をはじいて演奏します。

● ハンマーダルシマーの構造
 

出典 Dusty Strings ホームページ

 
ハンマーダルシマーは普通台や脚の上に置き、弦のついた面を上にして、台形の長い辺を演奏者の方に向けます。台の高さによって立って弾くことも座って弾くこともできます。通常、弦は2本1組で同じ音に調弦されていて、片側をピンに掛けて反対側をチューニングピンに巻いています。

● どうやって音を出すのか

2本のハンマーで弦を叩いて音を出します。ハンマーは普通木製で、表面に様々な素材を貼って音色に変化を出しています。ハンマーは親指と人差し指で軽く挟み、弦の上で、できればブリッジの近いところで軽くたたきます。木のハンマーを使うとシャープな音色で打楽器のような音がし、フェルトやレザーなどの柔らかな素材を貼ったハンマーだと、優しいピアノのような音色になります。

● メジャースケールの見つけ方

この動画を見ていただくと、レイがハンマーダルシマーのメジャースケールの見つけ方を簡単に実演しています。より詳しくはチューニング法のページを見てください。

● ダルシマーのチューニングにはどのくらい時間がかかるか

初めて調弦するときは、相当時間がかかると思っておいてください。何度か練習すると15分以内でできるようになりますが、ふつうは何本かの弦を見てみるだけで大丈夫です。丁寧に作られた安定した楽器は、環境が変わらなければ何週間も音が狂いません。しかしどんなに安定したダルシマーでも温度や湿度が変わると影響を受けます。

● ダルシマーではどんな音楽が演奏できるか

伝統的なアメリカのハンマーダルシマーの多くはF(へ調)、C(ハ調)、G(ト調)、D(ニ調)の長調は容易に弾くことができます。これはオールドタイム、ブルーグラス、賛美歌、ケルト音楽やポップスなど多くの音楽が演奏できるということです。小さなダルシマーは白鍵だけのピアノと考えてもいいでしょう。もし誰かがE♭(変ホ調)の曲を出して来たら、あなたはその曲は黙って聞いていることになります。

ダルシマーが大きくなれば、弾ける調が多くなります。また楽器によっては伝統音楽では使わない半音を付け加えることができるものもあります。こうすると途中で転調する曲や臨時記号が多い曲でも弾くことができ、ピアノの白鍵と黒鍵の両方があるようものです。ブルース、ジャズ、クラシックや西洋以外の民族音楽も演奏しやすくなります。

ハンマーダルシマーで弾ける曲についてはこちらの投稿(英文)をご覧ください。ダルシマーはますます多く映画などでも使われています。こちらでその例(英文)を見ることができます。


■ 楽器を選ぶ

● ダルシマーの値段

ダスティーのハンマーダルシマーはおよそ500ドルから4000ドルまでと幅広く展開しています。値段を決める要因は、材料(天然木か合板か)・大きさ/音域・デザインです。(詳しくは「ハンマー・ダルシマーの選ぶ」をご覧ください。)私たちは低価格のダルシマーも最高機種のダルシマーも同じように品質に重きを置いています。世代を超えて愛用していただけると思います。

● 大きさ

大きさを選ぶとき、予算の許す限り大きなものをお求めになることをお勧めします。(スペースや重さの限界を考えるのはもちろんですが。)12/11は小さなダルシマーの一般的な大きさです。これは高音ブリッジに12弦、低音ブリッジに11弦あるという意味です。初心者は小さなダルシマーから始めるべきだと思いがちですが、特に持ち運びを重視するのでなければ、多くの人は上達するにつれて12/11に飽き足らなくなり、より低音部の多い楽器に乗り替えていきます。もちろん予算は大切な問題ですが、できればより音域の広いダルシマーで始めて後悔することはありません。12/11で始めても、16/15や半音のできる楽器で始めても、どちらが難しいということはないのです。まだ初心者だからと言って小さな楽器に限定して考える必要はありません。

● どのダルシマーの音が一番か

ダルシマーは1つ1つ音色が違います。自分であちこち動き回って、多くの違ったブランドのダルシマーを試してみるのは難しいので、インターネットは便利です。ダルシマーの音色に「正しい」も「より良い」もありません。YouTubeで検索してみて、自分の好み従ってください。弦が長い間響いて打ち寄せる波のように音が繰り返し響くのが好きですか。それとも響きが短くそれぞれの音が際立っているのが好きですか。明るくキラキラした高い音が好きですか?それとも豊かで深い低音?あるいは両方ですか。ほとんど全てのダスティーのダルシマーの音色はVideo & Audioのページで聞くことができます。

● チューニングの安定性

現実的な問題として、きちんとチューニングできて、チューニングが狂わないことが大切です。新品のダルシマーは音程が安定するのに数週間かかりますが、その後は、少なくとも数日は音程を保っていなければ困ります。演奏よりもチューニングに時間を取られるようでは、すぐに嫌になってしまうでしょう。音がすぐに狂うようなら、何か大きな構造上の問題があるのかもしれません。もう一度申しますが、どの楽器のチューニングの安定性がいいかインターネットで評判を調べてみることができます。(矛盾したレビューもあり、加減してみる必要がありますが)

■ さあ、はじめよう!

● 質問してください

初心者の方は、ここで触れたことの他に、少なくともまだ幾つかの疑問が残っていることでしょう。このウェブサイトにはさらに多くの情報が載っていますが、私たちは初心者の方がこの素晴らしい楽器を調べるお手伝いをするのが大好きなのです。何かお手伝いできることがありましたら、遠慮なくメールかお電話をください。私たちは決して強引なセールスマンではありませんし、尋ねることを恥ずかしがることはありません。

● ダルシマーを手に入れる

ダスティーのダルシマーを扱っている店が国内にいくつかあります。あなたのお近くにダスティーのダルシマーを試奏できるところがないかお調べすることもできます。もしいずれもなかったら、お好みに合わない場合は全額返金する(送料は除く)という条件で、ここシアトルの工房からダルシマーを発送することもできます。

● 演奏を学ぶ

運が良ければお近くの楽器店にダルシマーの先生がいるかもしれません。もしいなければ、他にも方法はあります。Everythingdulcimer.comでお住まいの地域にダルシマーの先生がいないか調べることができます。YouTubeの動画やネットのDulcimer School私たちの販売している本やDVDなどを使って、自分で練習することができます。そのようなものは全部とばして、聞いたままに演奏して楽しむ人も多くおられます。

● 本当に私でも弾けるのでしょうか?

もちろんです!ダルシマーは始めてすぐの方でも素晴らしい音色が出せるので、とても満足のいく楽器なのです。何歳になっても始められますし、音楽理論などわからなくても、楽器をしたことがなくても、演奏を楽しむことができます。そして「楽しい」ということがポイントなのです!プロになるわけではないし、毎日練習する必要もありません。(でも練習したくなると思います。)そして別に人前で演奏する必要もないのです。

● ダスティーの色々なダルシマー

ハンマーダルシマーを始めてみたいという方のために、いくつかの異なった価格帯の人気のある機種を上げておきます。プレリュードはもっとも小さくて、お手頃価格です。オーヴァチュアはプレリュードを大きくしたタイプで、値段と満足のいく音域を兼ね備えたものです。D45 は中サイズ、中価格帯の天然木のモデルで、D670はダルシマーの「グランドピアノ」で、大きな音で音域も最大です。
 
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