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ハンマーダルシマーを選ぶ


このページはダルシマーのモデルによる違いを理解していただくために作りました。これを読んでいただければ、どういう特徴が自分にとって重要か見通しがついてきて、やがて大きさや、サウンドボードのタイプや、チューニング法などといったことから、すべての型のダルシマーを分類することができるようになります。

● 大きさと音域
ハンマーダルシマーの大きさはブリッジにある弦の数で表されます。例えば、12/11は高音ブリッジに12弦、低音ブリッジに11弦あるということで、およそ2½オクターブの音域があるということです。一般的にダルシマーは2つのブリッジがありますが、3つ目のブリッジがあるものもあります(たいがいは左側)。これは低音ブリッジよりもさらに低音部に音域を広げるものです。これを超低音ブリッジと呼んでいますが、このような楽器は「音域を広げたダルシマー」と呼ばれることもあります。楽器の大きさを変えないで低音部を増やすことができるからです。もし3つの数字(例えば16/15/8のような)があれば、一番小さな数字が超低音ブリッジを示しています

ボディーの大きさについては、普通3つに分類することができます。私たちはそれを12/11、 16/15、19/18と呼んでいます。12/11は2½オクターブの音域です。16/15は超低音ブリッジがあるかどうかで3から3¾オクターブになります。一番大きなサイズは超低音ブリッジなしで作ることはないのですが、19/18と呼んでいます。これは4から4½オクターブの音域があります。ダスティーのダルシマーの最高音は大概同じ音で、型が大きくなると低い方へ音域が広がっていきます。
 

出典 Dusty Strings ホームページ


● 素材と値段

ダルシマーの値段を決める主な要因の一つはサウンドボードと背面を作る素材です。値段の安い楽器のサウンドボードと背面はラミネート加工のフィンランド産カバノキで、これは基本的に合板です。(しかし最高級のものです。)切ればいいだけの板の形で届き、天然木のサウンドボードに比べて多くの時間が節約できます。天然木の場合は2インチの厚さのサペリ板で納入され、ダルシマーの部品となるまでに製材し、接着し、磨き上げるなど多くの過程を経なければならないのです。ラミネートのサウンドボードでも本当にいい音色がしますが、天然木のサウンドボードには音色の深さ、明るさ、響きなどのあらゆる点において少し特別なものがあり、天然木の楽器は年を経るにつれて、その独特の音を進化させていくのです。1つ気を付けないといけないことがあります。ギターやバイオリンと同じように、天然木のサウンドボードを持つダルシマーは、割れたり反ったりしないように環境に注意を払わなければなりません。一方、ラミネートのサウンドボードはこれらの過激な環境の影響をあまり受けません。

天然木のダルシマーの間にも、他の部分のデザインや構造によって、値段の差が生まれます。例えば、クロマッチックシリーズの楽器は内部の筋交いが複雑で、それが他の天然木のモデルよりも深く豊かな音色を生み出します。また縁取りや縁飾りのような木工工芸も取り入れていて、それも値段に反映します。
 

出典 Dusty Strings ホームページ


● クロマチックにするか、しないか

これはダルシマーを初めて体験する方には、なかなか決められないことだと思います。一般的にクロマチックダルシマーは伝統的なチューニングのものより複雑で高価ですので、予算面から決める人もいるでしょう。もし決められずに迷っているのでしたら、どんな種類の音楽をしたいのかを考えてみることが1つの方法だと思います。

フィドル向きの曲や、ケルト音楽、オールドタイム、賛美歌や一部のポップミュージックのような臨時記号のない音楽には伝統的なチューニングが向いています。伝統的チューニングのダルシマーは、弾いている調によってはいくつかの半音を出すことができますが、すべての♯や♭に対応することはできませんし、F(へ長調)、C(ハ長調)、G(ト長調)、D(ニ長調)、A(イ長調)、E(ホ長調)以外の調の演奏は難しいものになります。

もしジャズやブルースやクラシックのような♯や♭がたくさんついた曲や転調する曲を演奏したいのなら、または教会の合唱団のために賛美歌をE♭で演奏する必要があるのなら、クロマチックの楽器があればどのような調でも演奏できます。半音階にするには、5度のクロマチックチューニングとピアノダルシマーチューニングの2つの方法があり、これらについては「弦とチューニング法」に詳しい情報があります。

● 特徴で分類する
様々な特徴について知っていただいたので、下のボタンをクリックしていただくと、その特徴を持ったモデルだけが見られます。こちらからご覧いただけます

写真をクリックすると、そのモデルの簡単な説明が出てきます。(スマホでなければ)一番下はさらに詳しい説明にリンクしていて、写真やサンプル音源があります。
 


 
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