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店長の少し偏ったケルト話

ケルトな年末年始「三大定番デザート」

出展 pixabay.com

アイルランドの伝統的なクリスマスでは、各家庭で作られたキャラウェイシード(スースーする系の香辛料)がたっぷり入ったシードケーキを作る風習があったそうです。
このシードケーキというもの、実は今から400年前ほど前から食べられていたという、とっても歴史の古いケーキ。(なので、現在ではあまり食べられていない)

 

出展 pixabay.com

同じぐらいの歴史を持つ「ミンスパイ」もクリスマスを代表するデザートのひとつ。
こちらは英国発祥の、ドライフルーツやナッツ類をラム酒やブランデーに漬け煮込んだ「ミンスミート」を、パイで包んで食べる料理。
このミンスミート、昔はフルーツではなく、リアル肉を使って作られたもので、肉入りデザートは英国のちょっと変わった伝統のひとつなのかも?

起源は、東方の三賢者が幼子イエスを見つけ、祝うために捧げた没薬と言われていて、ミンスミートの上に、星型のパイ生地をのせて焼くのが伝統的。(ベツレヘムの星)
 
 

кαяєиさん(@photozbykaz)が投稿した写真 -

そんなミンスパイと同じ時代のデザートに「クリスマスプディング」というのもあるんです。
これは、日本では形容しづらいデザートなんですが、元をたどれば、ケルト神話に登場する豊穣の神様の好物のおかゆを原型として、そこにミンスミートなどデザート要素を追加して生まれた、ケーキよりネバっとして、プリンよりはるかに重たい伝統フードが生まれたんだとか。

このクリスマスプディングには、いろいろな迷信があって、材料が13種類じゃないといけないとか、生地作りの時に家族みんなで1回ずつ願い事をしてかき混ぜないといけないとか、そういうケルトの国の験担ぎがあるそうです。

クリスマスには、食卓に「パンとミルク」を用意する(聖書関連でしょうか)のが習わしとなっていますが、アイルランドでは、代わりに「ミンスパイとギネスビール」を用意してもOKなんだそうです。
なんだか、豪快な置き換え術ですね。
 
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