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日本では「年末の大掃除」としておなじみですが、アイルランドでは「クリスマス前の大掃除」が一般的。
『その大掃除の出来不出来が、信仰心を表すんですよねー』と言われているので、みなさん(信心深い方は特に)きちんと掃除をします。
大掃除が終わると、続いてクリスマスのデコレーションに取り掛かります。
伝統的には自然のもの(木や花や食物など)だけで飾ることが多かったそうですが、現在では他の国と同じように、きらびやかになってきているようです。
また、クリスマスの朝には、小さなベビーベッドを家に置いて、降誕したイエスを迎えるんだとか。
ツリーを選ぶときは、家族全員でそれぞれの希望にマッチした木を選ぶことが、クリスマスの伝統行事。
また、例の(?)ヒイラギを飾る風習もあり、その下に立った男女は、他人であれなんであれキスをする、という謎のイベントも発生します。
ちなみに、美しく飾られたおうちを写真におさめたいと思うかもしれませんが、写真を撮るのはクリスマス前じゃなく、リトル・クリスマス、つまり1月6日の公現祭の時に撮影するのが縁起が良く、それより前に写真を撮ると、不運が訪れる、と信じられているそうです。