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店長の少し偏ったケルト話

ドルイドって何? その2「宿り木切るのに大儀式」

太古のアイルランド人たちの生活の根幹部分の決定権という特権を持っていたおじさんたち「ドルイド戦隊神官ジャー」

当時のケルトな人たちは、とにかく戦好きで、傭兵稼業で生活をしていたそう。(ベルセルクみたいな?)

長身でマッチョな体格、美しい金髪を石灰で逆立て、体に泥で模様を描いて、死ぬことを全く恐れない猪突猛進タイプな男子諸君。(鷹の団?) それを支える女子諸君、みたいな感じ。

階級もしっかり決まっていて、王族から戦士(全男子に兵役の義務あり)、技術者、一般人、奴隷(元は負けた部族の民)って感じだったそう。

その中でも少し異質なドルイドは、ある種の特権階級であり、兵役も免れることから、いつでも応募者が殺到していた人気の役職だった。

重要なのは頭の良さ、何せ「樫の木の知識」を持つ男なんだから。

ここでふたつ、当時の人たちに信じられていたことをピックアップ。

●樫の木が神聖視されていたこと
 

出展 pixabay.com

とりわけ「宿り木」(木の枝の上に違う気が生え始めること)は神の宿りし木ということで非常に重要だったんだ。

樫の木に宿り木が出来ようもんなら(割とレアなイベント)、村総出で儀式を執り行い、6日目にドルイドさんが金の鎌で宿り木を切り落とし大切に保管する一方で、神の一部を授かったお返しに生贄を捧げたりと、まぁなんか一大事だったわけさね。

●人の魂は転生するので、「死」は新たな生への入り口にすぎない

この「輪廻転生」が信仰の根底にあるので、誰も死を恐れずに猛進できたわけだね。

この転生感は、キリスト教の教えと全然違うんだけど(キリスト教は死後天国or地獄に行く系)アイルランドがキリスト教に改宗したあとも、ケルト十字(十字架の後ろの円)という形で今でも残っているんだ。

ちなみに有名なケルト文様も、すべて一筆書きでデザインされたもので、それも「すべてつながっている転生感」の現れのひとつ。
 
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