ドルイドってなんか聞いた事ありませんか?
「ドルイド教」と呼ばれたり、
「ドルイド僧侶」(なんかドラクエっぽい)と呼ばれたり、さらには
「ドルイドって魔法使いのことだよね?」と思われていたり。
出展 pixabay.com
そんなドルイドについて、何回かに分けてざっくりまとめてみたいと思います。
ケルトな人たちが他の国からあーだこーだ言われず、独立してアイルランドに住んでいた頃、ローマ帝国がキャッホーイとはしゃぎはじめる前の頃の話。(つまり紀元前)
人が集まって村を作り、秩序立った生活を送るために、なおかつ部族が滅びずちゃんと繁栄していくために、人はある程度の人数が集まると、賢いことに4つの部門、
生命と文化の維持・発展のために必要な要素を、誰かがなんとなく自然と確保します。(それこそが人間性の根源)
それは
理不尽な暴力がはびこらないための
「司法の場」、
傷付いた人を癒す
「医療の場」、
死者を悼み神の加護と慈悲を祈る
「霊的な場」、
そして次世代を担う子ども達を成熟に導く
「教育の場」、
この4つが、今も昔も最重要とされていたわけです。
さて、話を戻します。
現在の生活でそれぞれに該当するものは、きっといくつか頭に浮かぶと思います。(裁判所とか病院とかお墓、お寺、神社とか学校)
でも、昔はどうだったんだろう?
そこで登場するのが
ドルイド教の「神官」。
「司法、医療、祈祷、教育も、全部わたしが決めましょう」
そういう存在、もうほとんど神の権限を持つ(だって生活の根幹部の決定権をすべて持ってるんですから)がごとき存在だったわけです。
ドルイドの語源は「ドゥル」と「ウィド」だそうですが、ドゥルが「樫」、ウィドが「知識」を意味していて
「樫の木の賢者」というような意味なんだそうです。
ここまでをまとめると、太古のアイルランドで暮らしていた人たちは、ドルイドおじさんを中心に秩序立って暮らしていた、ということです。