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店長の少し偏ったケルト話

アーサー王の伝説 その2「ドロドロのケルト王」

出展 pixabay.com

さぁ、すっかりケルトの民の理想像とも呼べる偉大な人物になったアーサーですが、この後の展開が良くない。何って、倫理的に良くない。

ざっと要約すると、円卓の騎士の中心人物ランスロット(有名ですよね)と、アーサーの奥さんの不倫が発覚。
さらに、かつてランスロットが助けた少女の恋心が暴走、魔法でアーサーの奥さんになり替わり、子どもを作ります。
さらに当のアーサー王は実の姉(父違い)と不倫をして、子どもまで作ってしまうという昼メロを通り越したギリシャ悲劇展開。

もう何がどうなったのかわからないし、書くのもはばかられるのでこの辺でやめておきますが、興味があれば読んでみて下さい。
印象としては「ドラゴンクエスト」「不倫」の要素をふりかけた感じの物語だね。

先にも書いた通り、実際にあった話ではなく(実話と主張する学者もいる)歴史フィクション冒険劇として書かれた書物(ウェールズ人著)を、中世のフランスが華やかに(ドロドロに?)アレンジして、ヨーロッパ各地に紹介したんだって。

元になったとされる話は、ウェールズに古くから伝わる物語に登場するアーサー王。
全くすべてが創作だというわけでもないようで、イングランドやフランスのあちこちにアーサー王ゆかりの名所が点在しております。

特にブルターニュにある「帰らずの谷」は男子には危険な名所。
なんでもアーサー王の時代に女性を裏切った騎士たち253人が魔法でその谷に閉じ込められ、二度と出ることが出来なかったそうな。
女性と安全な方は、ブルターニュ旅行の際に、ぜひお立ち寄りくださいな。
 
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