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店長の少し偏ったケルト話

オーストラリアのアイリッシュ

出展 pixabay.com

ちょっと「ざっくりしたケルトの歴史」に属しそうな話ですが、あんまり詳しくは知らないので、偏ったケルト話で簡単に紹介します♪

オーストラリアっていうと、コアラ、カンガルー、シドニー、ゴールドコースト、ファインディング・ニモ、カクレクマノミ乱獲(!?)ってイメージぐらいしかありませんが、国旗にユニオンジャックが描かれてたり、みんな英語をしゃべるんだから、英国人が多いんです。とゆーか、英国からの移民が多いんですね。

ざっくりしたケルトの歴史コーナーで、犯罪者ばっかり送り込んでる島としか紹介していないオーストラリアですが、実際1829年までオーストラリアは流刑地としてのみ、存在していました。(犯罪者を見張る軍隊も一緒に移住)

その後、「自由に移住してもイイヨ」とルールが変わった後、1850年代に金鉱山が発見されて、一気に夢見る人たちが押し寄せた、という歴史があるんです。

さて、我らがアイルランドは1840年ごろ世紀の大飢饉に見舞われていたため、タイミング的にもちょうど良く、移民先の有力候補としてオーストラリアも挙げられたそうです。もちろん、大本命はアメリカだったんだろうけど、少し金銭に余裕のある人たちや、冒険野郎マクガイバーたちは金を掘りにオーストラリアに向かいました。(ニュージーランドにも結構流れ込んだ)

そんなわけで、オーストラリアにもアイリッシュ系はたくさん住んでいます。全体の50%が英国・アイルランドからの移民、もしくはその子孫が占めてるという統計があります。
さらに同時期に、うん十万単位でアイリッシュの移民が押し寄せたニュージーランドには、現在では100万単位のアイリッシュ系が住んでいるんだとか。(全人口427万人なのに!)

その後、英国最大のスキャンダルとも言われた強制児童移民(政府が戦争孤児や一般の子どもを労働力の必要なオーストラリアに勝手に輸出した事件)もあって、今ではさらに増えているかもしれない。
※ちなみに、この悲惨なお話は「オレンジと太陽」という映画になっています。興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。

少し話はずれたけれど、オーストラリア、ニュージーランドにはたくさんアイリッシュが住んでるってことですね♪

 
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