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店長の少し偏ったケルト話

映画「ラストキング・オブ・スコットランド」

映画のタイトルからしてスコットランドの歴史をやってくれそうな、ケルト風のびゅんびゅん吹きそうな作品に思えるかもしれませんが、こちらの映画、ほとんどケルト風は吹きません。

タイトルにつられて借りて、ひどい目に合わないように気を付けてください。
ウガンダに実在した狂気の独裁者イディ・アミン大統領を描いた、相当ハードボイルドでえげつない映画です。とても素晴らしい映画ですが、ケルト風が吹くどころか、血が噴き出してきますので、鑑賞にはご注意ください。

じゃあなんで、タイトルにスコットランドってつくんだ!とツッコまずにいられないと思いますが、これは英国の植民地から独立したウガンダと、英国の支配を受け続けているスコットランドの歴史を重ねあわせるような構成を持っており、独立からの暴走に至る過程を一人のスコットランド人医師(ポスター左下の彼)の視点を通じて描いている点にあります。

スコットランドの伝統的な外交策は、イングランドと敵対している勢力を支援することでした。なので、ウガンダもスコットランドの支援を受けており、そんな中で大統領になったアミンは、スコットランドびいきとしても有名だったそうです。

映画の後半はほとんどホラー展開の恐ろしいものですが、前半はウガンダに駐在している英国人官僚と、スコティッシュな主人公の確執具合がかなり愉快です。
そんなわけで、最初の2分ぐらいを除けば、ほとんどウガンダのお話ですが、俳優はケルト風を吹かせてくれる監督・俳優さんで作っています。

これまで映画の話ばかりにならないよう、分散して書いていましたが、次回からしばらく、ケルト地域出身の俳優さん特集をしてみようかと思います。
実際にどんな人がアイルランド、スコットランド、ウェールズ、イングランドの人なのか。
そんな東西南北、趣味度100%のコラム、まだまだ続きます。