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店長の少し偏ったケルト話

スコットランドの「ハイランド」と「ローランド」

スコットランドの地方の名前で、図のようにイングランド側(つまり南)がローランド地方で中央政府がある場所。
そしてハイランド地方は、その名の通り標高の高い(ハイ)場所(ランド)にある北側の地域で、スコットランドのおよそ3分の2を占めています。

ちなみに、かつてローマ軍がブリテン島を侵攻し町を作った際、北に住む連中(ケルト系民族のピクト人など)があまりに怖くて、町外れに長~い壁を築いた。(ハドリアヌスの城壁

これが、ほとんどそのまま今のイングランドとスコットランドの国境になっていたりします。(その国境を巡って気の遠くなるほどケンカしてるんですが)
スコットランドの境界は、ローマ軍が侵攻してきていなかったら、どうなってんたんでしょう?(ローマ軍の意外な功績)

話を戻すと、比較的穏健で英国の言うことにも素直に従うローランドと、「英国なんてクソくらえ!」といささか野蛮なハイランドというイメージです。

ということは、ケルト文化が色濃く残るのは(当然ながら)ハイランド地方で、その地域では現在でも6万人ほどケルト系ゲール語話者が住んでいるそうです。

アンチ英国だから、大きな反乱を起こした後に、キルト(スコットランド伝統衣装のスカート)の着用やバグパイプ、ゲール語の使用が全面的に禁止されたりもしたんだけれど(それを破ったら懲役6ヶ月、再犯だとなんと7年!しどい!)それでも文化は廃れなかった。
えらいぞ、ハイランダー!

ちなみに、スコットランドで有名な都市エディンバラグラスゴーローランドにあります。

 
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