少しマイナーな映画かもしれませんが「マグダレンの祈り」という映画があります。
アイルランドに実在したマグダレン修道院を舞台にした作品で、いわれもない罪などで強制的に修道院に「収容」された少女たちの過酷で残酷な日々を描いたかなりセンセーショナルな作品です。
映画は想像通り暗さ爆発なのですが、その中でも特に冒頭の結婚式で演奏されているアイルランド民謡がめちゃくちゃ印象に残っています。
映画を見たあと、すぐに調べてCDを買いました。
曲名は「The Well Below The Valley(谷間の井戸)」と言い、なぜ結婚式で歌う?!と不思議に思うほど、暗くて重い歌詞のついた曲です。
歌詞が重すぎるので、紹介は割愛しますが、アイルランド音楽が、底抜けに明るいものだけではなく、暗さを内包しているものだということを痛切に知らしめてくれた、ぼくの中での重要な一曲です。
バウロンソロの動画がありましたので、ぜひご覧下さい。
(映画とは若干メロディが違います。)