現在、カートには商品がありません
カートの中を見る
ご利用ガイド お問合せ

ブズーキについて

楽器の維持管理:指板のケア


指板のオイリングには、クリーニングと保湿の2つの役割があり、その目的によって様々な商品が販売されています。
最も一般的で使いやすいオイルがハワード社のオレンジオイルで、クリーニングと保湿を同じくらいのバランスで行える商品です。レモンオイルもよく流通していますが、保湿よりもクリーニングを目的としています。(マーティンなど、レモンオイルの使用を推奨していないメーカーもあります)。
ブズーキの指板には、エボニーやローズウッドなどが主に用いられますが、エボニーは特に油分が少なく、湿度変化の影響を受けやすいため、日本の環境ではネックに狂いが生じやすくなります。梅雨時などは保湿用オイルで保湿しておくと、湿気の吸収を抑えることができ、ネックの狂いを最小限に抑えられるとされています。また、冬場の乾燥する時期に保湿をしておくと、指板から水分が抜けてフレットの浮き上がりを防ぐこともできます。
ステファン・ソーベルは、保湿力の高いウォールナットオイルを推奨していますが、FERNANDESのRose Neck Oil 424など、強力な保湿力を持った指板オイルも市販されています。

指板オイルの中には、ラッカー塗装に反応してしまうものも多くありますから、オイルを塗る時には必ずクロスに数滴取って、ネックの塗装面に付かないように注意しながら塗布してください。ベタベタに付け過ぎないようにするのも大切で、塗布後は軽く乾拭きして、余分なオイルを拭き取ると良いでしょう。
 
  • 友だち追加