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ブズーキについて

ブズーキから派生した様々な楽器


ソーベルのブズーキやシターンは、ケルティック音楽の世界だけでなく、アレ・メッレルによってスウェーデンにも持ち込まれます。アレは後に地元スウェーデンの製作家Christer Ådinと共に、ソーベルの基本的なデザインを参考にしつつも、スウェーデンの音楽に合わせた独自の楽器の開発を模索。ナイロン弦とスチール弦の組み合わせや、弦の特定の位置にカポを装着できるピンポイント・カポの導入などがその特徴で、今日北欧音楽で一般的によく用いられるスタイルの楽器へと独自の発展を遂げました。
 

一方、ソーベルがシターン製作の元にしたポルトガルギターですが、70年代以降のケルティック・ムーヴメントの影響を受けたスペインのガリシア地方 (ポルトガル北部は元々ガリシア王国という同じ1つの文化圏でした) では、ブズーキとポルトガルギターを融合させたようなデザインの楽器も生まれ、パンチョ・アルバレス (Pancho Álvarez、カルロス・ヌニェスのバンドのギタリストとして有名) などが、アイリッシュ・ブズーキと共に愛用しています。
 

また、フォークミュージックの発展と共に、ブズーキでは表現しにくいような、低音がよく鳴り、サステインが豊富でぎらついた、12弦ギターのようなラウドなサウンドを求めて、ギターのボディに復弦を張ったギターブズーキ (ガズーキ、グズーキ) も登場しています。
 
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