ここでは、キー付きアイリッシュ・フルート D管の運指を解説いたします。
《D#キーについての考え方…》
D#キーは、ファ#からド#までの音では、押さえても音程には影響がありませんので、楽器を安定させる目的で押さえることができます。
ミの場合は、D#キーを押さえると音程が高くなりすぎることがありますので、チューニング・メーターで確認し、高すぎる場合は押さえない方が良いでしょう。
その場合、小指は楽器から離しておくか、D#キーのブロックの上に置いてください。
音程が低い場合はD#キーを押して下さい。
音程が平均律より低い場合はFショート(またはロング)・キーを押して音程を上げて下さい。
ただし、D調の曲の場合はファ#は長三度にあたるので、平均律よりも20セントくらい低い方が、和音が綺麗に聞こえます。その場合、Fキーは押さえないほうが良いかもしれません。
運指表を印刷して使われる方は、こちらからダウンロード下さい。