現在、カートには商品がありません
カートの中を見る
ご利用ガイド お問合せ

ハト目を付け替える


ハト目が弛んだ時

ハト目は接着剤を使わずに、サウンドボードの穴に押し込むようにして付けられています。長年の使用で弛んでくることがあります。サウンドボードの木とハト目の金属は、湿度や温度の変化で違う割合で膨張したり収縮したりするからです。新しい弦をサウンドボードに通したり引っ張ったりすることで弛むこともあります。もしハト目が弛んでいたら押し込んでください。弦を付け替える時にハト目がきちんと付いているか確認してみるといいでしょう。もしきちんと付いていなかったら、弦を少し弛めてハト目を正しい位置にもっていき、ハト目の縁とサウンドボードの高さをそろえて弦を元の張りに戻してください。

ハト目が弛んだ時は、普通は弛んだハト目を元に押し戻せば大丈夫です。何度やっても弛むようなら、エポキシ樹脂使ってもかまいません。これはホームセンターで購入でき、使うときに2種類の薬剤を練り合わせます。箱に書かれた指示に従って2種類を混ぜあわせて小さな粒状にし、爪楊枝で穴の内側に付け、そこにハト目を押し込みます。するとハト目と大きくなった穴の隙間に樹脂が入り固まります。多くの樹脂を使う必要はありません。使い過ぎないようにしてください。ハト目を押し込んだらすぐに、ハープの表面の余分な樹脂を柔らかな布でふき取ってください。ハト目の内側に樹脂がついていないか気を付けて見てください。もし付いていたら、爪楊枝かパイプクリーナーできれいにしてください。箱に書かれた指示に従って、樹脂が十分固まってから弦を張ってください。


ハト目が割れた時

ハト目は真鍮製で、時がたつと腐食や圧力で割れることがあります。もしハト目が割れているのに気が付いたら、できる限り早く取り替えてください。そのままにしておくと弦が割れ目を広げ、サウンドボードの木に食い込んでいきます。

ハト目はその場に押し付けられているだけなので、こじ開けるようにしたり、押したりしてサウンドボードから取り外すことができます。取れない場合は♯1の折れネジ抜き(エクストラクター)を使ってください。もし割れた部分がずれていたら、先にねじ回しで叩いてそれを元の場所に戻して、ハト目を丸い形に戻して穴の中で回るようにします。それから自在スパナ―で折れネジ抜きをつかみ、前面から反時計回りにハト目に押し込みます。反応があったら、引っ張りながら回し続けると、ハト目が外れてきます。

ハト目が取れたら、穴の様子をよく見てください。もし穴がきれいな丸い形のままでしたら、前述の「ハト目が弛んだ時」に述べたように新しいハト目を穴に押し込んでください。

もし穴が楕円形になったりゆがんだりしていたら修理する必要があります。強い張力を受けている弦をサポートし、付け替えたハト目がすぐにまた割れたりしないためです。最も簡単な方法はエポキシ樹脂(たいていのホームセンターで買える)を使う方法です。箱に書いてある方法に従って2種類の薬剤を練り合わせて小さな粒状にし、ハト目の縁(サウンドボードの表面に乗る部分)の下に押し付けます。押し込んだ時にエポキシ樹脂が隙間を埋めるような位置にハト目を置いて、押し込みます。すぐに柔らかな布かペーパータオルでサウンドボードにはみ出したエポキシ樹脂をふき取り、ハト目の内側にエポキシ樹脂がついていないことを確認してください。パッケージの指示に従ってエポキシ樹脂が十分固まってから弦を張り直してください。

質問や気になることがありましたらお電話ください。
  • 友だち追加