■ お客様サービスについて
私たちはお客様との触れ合いを大切にする小さな会社です。本当の友達に電話するつもりでお気軽にお電話ください(
+1 206-634-1656 アメリカ)。私たちはお客様一人一人のご要望に応え、力の限りお手伝いしたいと思っています。自分たちがこうしてほしいと思うようにお客様に接していきたいと思っています。
こんなつまらないことを聞いてもいいだろうか、なんて思わないでください。楽器のことをお話しするのは大好きですし、全力でお手伝いします。もし私たちに答えられないことがありましたら、適当に言い繕うよりも、むしろ正直に知らないと認めます。もっとよく知っている方をご紹介することもできます。
ハープやダルシマーのご購入を考えておられる場合も、単に興味を持たれただけでも、どのようなご質問にも誠意をもってお答えします。何を質問していいかわからないような場合でも、こちらからご説明することもできます。お客様が最高の楽器を見つけるお手伝いができると自信があります。それは、値段の張るモデルを買うように勧めたりしないし、私たちの製品がお客様の希望に合わないようならダスティー・ストリングスの楽器を買うように仕向けたりもしないということです。私たちはチームで働いてきた会社で、協力し合って働くのが好きです。この姿勢をお客様との関係にも広げていきたいと思っています。
最後に、この仕事に携わる私たちは音楽が大好きで、その思いをお客様と分かち合っていきたいと思っています。誠実な仕事で培ってきた長年の評判を誇りに思っています。品質の高い楽器を作り続け、お客様のご要望にお応えし、この評判をさらに高めるよう、努力を重ねてまいります。
出典 Dusty Strings ホームページ
■ 楽器製作の取り組み
● 経験
1979年の創業以来、私たちの作るハープやダルシマーは多くの人々に喜びを届けてきました。19,000台以上のダルシマーと17,000台のハープを作ってきましたが、常に改良の余地があることを心に留め、より良い楽器を作るためにたゆまぬ努力を続けています。
● 一貫性
楽器の品質が一貫しているということは、お客様が私たちのハープやダルシマーを弾いて気に入っていただけた時に、安心してご自身用に同じモデルを注文していただけるということです。木材はそれぞれ特有の性質を持っていますが、音と構造の品質は変わりません。私たちの楽器のパーフォーマンスがわずかな変化しているのは、長年にわたって少しずつ蓄積されてきたデザインの改良の結果なのです。
私たちは品質とその一貫性を重視し、CADD(computer aided design and drafting)を使って楽器のデザインをし、精確な冶具や固定具を作っています。CNC(computer numerical controlled)ルーターは精確性と反復性のために欠かせない道具で、冶具や楽器の部品を作るのに役立ちます。職人の細部へのこだわりと様々な工具を操る熟練の技と共に、高度なテクノロジーを活用することで、一つ一つの部品がぴったりと収まり、完璧な製品を作り出すのです。
● デザインの進化
楽器をデザインするプロセスでは、提案された全体的また構造的変更を細心に注意深く分析することが必要です。一連の試作品を作り、今ある機種と比べ、演奏者の意見を聞き、明らかな進歩となる変更だけを取り入れています。このようにして、音色や楽器の構造における小さな改良を積み重ねていく中で、正しい方向を保つことができるのです。やがて、このような変化がよりよい楽器を生み出していくのです。
最新技術の利点と伝統的木工技術、リュート製作の道具を組み合わせて、私たちは現代的生産環境の中で、常に第一級の楽器を作っています。
出典 Dusty Strings ホームページ
● 他の活動
ハープとハンマーダルシマーの製作はダスティー・ストリングス社の一面にすぎません。1982年以来、ダスティー・ストリングスは楽器店と音楽学校を経営し、シアトルの音楽界で重要な役割を果たしています。楽器店では弊社のすべてのモデルのハープとダルシマーの他、様々なアコースティック、エレクトリックの楽器を販売し、様々なレッスン、様々なレベルのクラスを準備しております。シアトルにお住まいの方、またご旅行などでシアトルへお越しの節はぜひお立ち寄りください。
■ ダスティーの物語 (創業者レイ・ムーアの娘クリスティ・ムーアが語る)
1977年のことでした。レイ・ムーアは歯科医になる教育を受けていましたが、運命が邪魔をし、人生が大きく変わりました(少なくともハープとハンマーダルシマーの世界においては)。
何が起こったのだと思うでしょう?彼はノースウェスト・フォークライフ・フェスティバルでハンマーダルシマーの妙なる音色に出会ってしまったのです。レイの歯学部の願書が受理されず、いくつか単位を取るためにサマースクールへ行き、たまたまヴァージル・ヒューズの「民族楽器入門」のプレゼンを聞き、ヒューズのハンマーダルシマーのキットを購入し、借りていた家の地下室の壁の羽目板を使ってルームメイトのランディー・ハドソンと一緒に組み立てました。
ハンマーダルシマーに寄せる情熱と、改良したいという飽くなき野望から、レイとランディーは次々と楽器を作り、とうとう彼らの「趣味」は制御不能に陥りました。レイはスーと結婚し、結婚のプレゼントにテーブルソー(テーブルに丸のこがついている)をもらいました。こうしてダスティー・ストリングスは、ランディーを創設パートナーとして迎え、正式に発足しました。
「ダスティー・ストリングス」の名前の由来を聞かれると、レイは当時のフォークミュージックリバイバルの比喩だと答えます。ダルシマーやほかの民族楽器、それらの楽器で奏でられた古い曲への関心が高まり、おじいさんの屋根裏部屋から楽器を引っ張り出して、ほこりを払って(dusting)、弾き始める。もちろんこの名前はレイとスーの新居の様子からも来ています。地下に工房があって、いつも埃っぽかった(dusty)、また、ハンマーダルシマーの形から、たくさんある弦(strings)の下の埃をはらわなければならなかったのです。
仕事を始めて最初の数年、レイとランディーは家の地下室でダルシマーを作り、スーは本屋で働きました。夜になるとスーはダルシマーの仕上げをし、ケースを縫い、週末には3人でノースウェストの各地のクラフトフェアーに出かけ、ダルシマーを売りました。徐々に需要が伸び、従業員を雇えるようになり、1982年にはフリーモント近くのゆったりした地下室に7人規模の企業を移転しました。
ハープがダスティー・ストリングスのラインアップに加わったのは、1980年代の初め頃です。お客様から何度もご要望があり、いくつか試作品を作り、演奏者や製作者から多くの貴重なアドバイスをいただいて最初のハープを作り、その後機種は増え続けました。2001年には木工部門が大きくなりすぎて、フリーモントの手狭になった場所から数マイル離れた明るく広々とした工房に移りました。一方小売りのお店はフリーモントに残り、修繕設備と音楽学校として使われました。
2016年現在、ダスティー・ストリングスは36,000台以上の楽器を作り、3人の小さな会社からスタッフ45名の企業に成長し、2か所に工房を設けました。レイとスーは今でも精力的に働いていますが、会社の業績をすべての従業員、友達、アドヴァイザー、家族、お客様の支持と貢献のおかげだと考えています。ダスティー・ストリングスは同族会社ですが、ここでいう同族とは単に血のつながった一族という意味ではなくもっと広いものです。両親は自分では決して言いませんが、私は2人の成功の理由についていくつか付け加えたいと思います。道義にのっとった企業運営、従業員(私もその一人です)の福利・幸福に配慮すること、常に上質な仕事、上質な顧客サービスに努めることなどです。私は自分がダスティーーの一員であることに心から誇りを感じています。
感傷的なことはここまで!さらに詳しいことはギャラリーの写真をご覧ください。どれでも好きな写真の上でクリックする、または左上の写真から始めてスライドショーをお楽しみください。(タブレットまたそれ以上のスクリーンで有効)
■ ダスティー・ストリングスの使命
ダスティー・ストリングスはアコースティック音楽は人々の生活の質を高めるという信念をもち、この信念を以下の点をもってサポートしていきます。 ・優れた職人の技量を具現化したアコースティックな楽器とその関連製品をデザイン、製造すること。 ・サポートの充実した対面販売やネット販売を通して、様々なアコースティック楽器、音楽製品、サービスを提供すること。 ・音楽教育、ワークショップ、コンサートなどの活動を通してアコースティックな音楽が地域社会に根づくように推進すること。
● 人々の生活にアコースティック音楽を広めること。
● 丁寧で誠意ある関係を保持し、自分たちの製品に責任を持ち、お客様との末永い関係を築くこと。
● お客様、同僚、オーナー、納入業者、販売者―相手がだれであってもお互いに敬意と思いやりをもって接し、あらゆる場面で正直にふるまい、信頼の構築に努めること。
● チームワークで常に前進に努めるとともに、共通の目的への個々人の貢献を認めること。
● 有意義な仕事、公平な報酬、安全で健康的な労働環境を用意し、自由な意見交換、創造的思考、自己修養と成長を促すこと。
● 職場において全体の責任、個人の責任、技術、効果を高めることに貢献し、また強化すること。
● 職場において、共同体意識を育むこと。
● 環境や社会に配慮しつつ、事業を続けられる十分な利益をあげること。
私たちはこの使命に生き、もし私たちの価値観と行動に齟齬を認めた場合は、そのことを明らかにすると誓います。なぜならダスティー・ストリングスでは模範的なビジネスオーナーであり、従業員であり、働く仲間であることが私たちの願いであるからです。