ご質問「ホイッスルはサイズによって名称が違うのでしょうか?」
リコーダーでは主にソプラノ(C管)、アルト(F管)、テナー(C管)、バス(F管)…と主にC管とF管の同種楽器があるのに対して、ホイッスルではD, C#, C, B, B♭…と半音ごとに同種楽器が存在します。
その中で高音のものを「ティン・ホイッスル」、低音のものを「ロー・ホイッスル」と呼びますが、明確な境界線はありません。
低音D管のホイッスルは例外なくロー・ホイッスルと呼びますが、それよりも高いA管となると、ローなのかティンなのか微妙です。
そこで2つの基準をご紹介します。
● 量産品ホイッスルを製造するGeneration社の作るホイッスルの最低音がB♭管なので、A管以下をロー・ホイッスルと呼ぶアメリカの
Burke Whistlesがそれにあたります。
● ドイツの
Colin GoldieではSoprano, Mezzo Soprano, Alto, Tenor, Baritone, Bassと細かく区分しています。
ほかに、高音と低音を区別するためにHigh D whistle、Low D whistleという呼称も使われます。