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ケルトの笛で広がる世界

笛を探してさかのぼり、開拓史の時代へ

がっかりしてもいられません。笛の話題へと戻りましょう。

アメリカでのケルトの笛と関係する笛を探すと、ヨーロッパ人の入植時代にさかのぼります。
ピッコロに良く似た横笛ファイフ Fiieは、ヨーロッパで古代から演奏されており、とくに軍隊において鼓笛隊として訓練に愛用されてきました。

ファイフは、開拓使が持ち込んだピアノやヴァイオリンとともに重要な楽器とされました。
特に南部では黒人奴隷に愛用され、現代でもアパラチア音楽において、ダンス曲を演奏するために用いられています。

1960年代のミシシッピ州で撮影された映像

最も有名なアメリカのファイフ奏者であるオサー・ターナー Othar Turner(1907–2003)は農業に従事しており、ケーン(葦)からファイフを作り農場で演奏していたそうです。

ファイフは現在でもアメリカで愛好者が多く、鼓笛隊としてドラムと一緒に演奏されたり、アンサンブルに用いられたりしています。

アメリカのアイリッシュ・・フルート・メーカーの中には、アメリカの特別な需要に対応するため、ファイフを製造するところもあります。

また、アメリカのフルート奏者でフルート職人のスキップ・ヒーリー Skip Healyのアイルランド音楽を収録したアルバムでは、何曲かアメリカのファイフ音楽を聴くことができます。

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