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ヨーロッパのたて笛の世界

リコーダーとホイッスル族

リコーダーとよく似た特徴をもつホイッスル族ですが、その最大の違いは裏孔の有無にあります。
リコーダーでは高音域を吹く際にサミングをしますが、ホイッスル族には裏孔がないので、高音域を吹くためには息圧を高めて息のスピードを上げます。

このようにして倍音を得る方法は横笛のフルートはもちろん、尺八やアンデスのケーナなど世界各地の縦笛でも共通する技法で、おそらく人類が笛を吹き始めた頃から知られていたのではないでしょうか。
むしろサミングは世界の笛では極めて珍しいテクニックなのです。
裏孔のあるたて笛、たとえば尺八やケーナにはサミングという技法はありません。
サミングを可能にした裏孔が出来た時が、リコーダーが成立した瞬間なのではないかと私は考えています。

hatao 
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