もし、みなさんがこれまでに楽譜を目にする機会があったとしたら、ケルト音楽の楽譜は驚くほど簡単に見えると思います。
ぼくも長年フルートをやっているので、まぁめんどくさいほど真っ黒(音符がいっぱい)な楽譜を目にしてきましたが、それに比べると、ケルト音楽の楽譜は「短く」て「カンタンそう」なのです!
せいぜい四分音符(比較的長めの音符)と八分音符(ちょっと短めの音符)ぐらいしかお目にかかることはありません。
「短い」の理由には、ケルト音楽というのは、短い曲を何度も何度も繰り返して演奏するからです。
そして「カンタンそう」な理由は、ケルト音楽独特の装飾音符や演奏法を書き込んでいないからなんですね。
「
楽譜なんて読めません」で書いたように、口伝えの音楽ですので、国ごと、地域ごと、家族ごとで様々な演奏法を持っています。
様々な演奏をセッションの中で披露し、また人の演奏を聴いて楽しんでいくのです。
つまりケルト音楽とはカンタンにはじめられて、いつまでもゴールしない(ゴール地点を自由に設定できるので、ある意味すぐゴールできる?)、最高のコンテンツなのです!!