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ケルトの笛 インタビュー

ティン・ホイッスル職人 マイケル・バークさんとの会話

以下は2017年3月のアメリカのティン・ホイッスル職人マイケル・バーク Michael Burkeさんとのメールのやりとりです。
(無断転載はご遠慮ください)

ティン・ホイッスル作りにかける情熱と誠意が伝わってきます。みなさんとシェアしたいと思います。

※左枠 hatao  右枠 マイケル・バーク

私のティン・ホイッスル製作においては、すべての段階で協力してくれるスタッフがいるが、ヴォイシング(音色作り)作業だけは自分でしている。
ヴォイシング作業は習得が難しく、また才能も要る。そんな才能に恵まれた人でさえ教えるのに何年もかかるんだ。
私には20年以上の経験があるが、まだ学んでいる。
ティン・ホイッスル製作において私はデザインをよりよくし、工房の職人に作業を分担できるように教え、私自身が最後のヴォイシングに集中できるように心がけている。

こんなにも精巧なティン・ホイッスルを作るのはとても難しいことは想像できます。
ヴォイシングはもっとも重要な箇所ですしね。
先日10年前と現在のBurke low whistle F管を比較する機会がありまして、現在のものは、くちばしの部分が少し長くなっていることに気が付きました(また、チューニング・スライドのスリットの位置も変わっていました。)絶えず進化しているのですね。
まさに、トヨタ自動車のKaizenの価値観ですね。

多くの改善はあなたのように良い演奏家を除けばほとんど誰にも気付かれないほどのものだよ。
ほかのホイッスル製作者と自分とを分けるのは、彼らは一度良いコピーを作ったらほとんど変更せずに作り続けるが、私は数十万円の投資をして新しいアイデアを試すことだ。
時としてうまくいかないこともあるが、それで失うのは自分のお金だけだ。

有名なバスケットボール監督にジョン・ウッデンという人がいる。
彼は10NCAAのチャンピオンを取ったが、2位よりも2倍もの得点差をつけた。
彼は選手たちに、選手としての気質や高潔さを身に着け、最高のプレイを求め、日々改善するよう絶えず努力するように指導している。
彼が選手に言う有名なモットーは、「毎日を最高の作品にせよ」だ。

それは到達地点についての話ではなく、昨日の成果は過ぎた過去であり、今日は昨日より良く、明日は今日よりもさらに良い結果を求めよう努めるということだ。
それを落ち込ませる考え方だという人もいるが、私にとってはそれが人生であり、毎日工房に向かう理由だ。
音楽家として、君は紙に書かれた音符はただの図であり音楽そのものではないと分かっているだろう?

音楽は生きもので、そこに情熱や愛がなければ空虚となり、それを聴く観客には伝わるものだ。
観客はどこが悪いと言うことはできないが、音楽が生きていないことは分かるのだ。
私が改善をする理由はそれだ。

素晴らしい音楽家の手が生きた音楽を奏でるための道具を作るのは喜びだからね。
第二便の商品は今日出荷したよ。明日にはその次の楽器を出荷するよ。