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「クララが立った!」

英国=アイルランド条約の内容は、英国が出したギリギリの妥協案だった。
それは北側(アルスター地方)の数州を除いて、ほとんど独立国と同じ待遇にしてあげるけど、あくまでも英国統治下に入ってるからね、という内容だった。

その条約を巡って、今度はアイルランド人同士で争いが起きた。
それほど長くはかからなかったけれど、マイケル・コリンズなどの有能な人材や多くの国民を、国民自らの手によって失った。
その代償の上に条約賛成派が勝利をつかみ、アイルランド自由国(in英国)が成立した。

その大統領に就任したのがスネイプ先生(デ・ヴァレラ)だ。
そしてアイルランド政府として、英国とは違う方針を立てようと苦心した。
それでも英国政府が比較的協力的だったこともあって、少しずつ独立に向けて歩んでいた・・・矢先に、今度は第二次世界大戦が起きた。

でも今度の戦争はアイルランドと英国の差別化に一役買った。
それはアイルランド自由国は、英国とは違う方針を立てようとしていたため、戦争に全く手を貸さなかったんだ。(英国やアメリカはもちろん激怒)
でも北アイルランドは英国として戦争に参加した。
この行動は戦勝国からは問題視されたけれど、それ以上に英国とアイルランド自由国が別の国だということを世界に知らしめた。(反面アイルランドと北アイルランドの溝も深まったんだけどね)

そして、1949年4月。ついにアイルランド共和国が正式に成立し、悲願の独立国達成に国中は沸いた。(もちろんアルスター地方の北アイルランドを除いて)

1950年ごろの、ついに自分の足で立った!ってなケルト話。

参考映画:「麦の穂をゆらす風」「英国王のスピーチ」(この時代の王様です)
 
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