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「戦闘民族サイヤ人」

絶対的なリーダーであった、パーネルおじさんを失ったアイルランドだけれど、青年アイルランド党から続く文化の復興は、実は順調に進んでいた。
ゲール語(アイルランド語)の定着運動が本格的に始まり、ゲール人体育協会なんてのも発足。
それは、ゲール系のスポーツをみんなでプレイしてアイルランドの伝統を盛り上げようぜ!という、なんとも健康的なリバイバル(復興運動)だった。

なんとなく文化、体育、文学と並べると健全に思えるけれど、この頃のアイルランド独立を望む人たちは、もれなくサイヤ人化していた。
そう、戦闘民族だったんだ。
独立に向けた運動はすべて武力とともにあるって言われるぐらいに、徹底した武力闘争を信条としていたんだって。
そう思うと怖いよね、サイヤ人。そしてえらいよね、ブルマ。

そんな中、時代に逆らい武力に訴えない政策を打ち出した「シン・フェイン」という政党が立ち上がった。
 
 

ajmac36さん(@ajmac36)が投稿した写真 -

スタートこそ地味だったけど、やることはなかなか大胆だった。
それは、「アイルランドの議員が、なぜロンドンで話し合わないといけないのか!」と言って、アイルランド議員を国へ戻し、アイルランド議会ってのを勝手に作ったんだ。WOW!

さて、ダニーが行きたがらなかったアルスター地方(アイルランドの北側)では、英国寄りばかりが暮らしていたので、そんな強引なことが許されるか!と怒りだし、内乱の危機に直面した。

そんな危機的状況を見かねて、英国政府も「アイルランド自治法案」(アイルランドを自分たちで治めてOK)を可決。
さぁ、これからアイルランド独立に向けてラストスパート!というところで第一次世界大戦がはじまっちまった。(いつも寸前に何かある運のないアイリッシュ)

1900年~1910年頃のそろそろ近代なケルト話。
 
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