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「パーネルおじさんのミス」

アイルランドではひどい大飢饉の影響で、くすぶっていた独立の夢がかなりしぼんでしまった。

そんな中、青年アイルランド党の生き残り幹部で新しい団体を作ったりもしたんだけど、これはあまり機能しなかったし、運動が広まることもなかった。
ただ、ひとつだけこれまでと違う点は、支部がニューヨークにあったことだ。
飢饉でアメリカに渡った後も、国を憂う尽忠報国の士がいたんだね。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」ってなわけで、むしろ移民した連中の方が愛国心は強かったと言われている。

そんな頃、英国では改革好きな首相が現れた。
首相に就任した途端に、数多くの斬新(今では当たり前)な法案を通したそうな。
その中に「英国国教会はアイルランドから出ていきましょう」というのがあるんだ。
ちょっとえらいじゃないか。
でもアイルランド問題に取り掛かろうとした矢先、お仲間さんが反旗を翻しご破算。

アイルランドではおお~っと盛り上げさせられて、突然ふわっと立ち消えになったもんだから、やっぱりこの問題は自分たちでちゃんと扱おう!ということになった。

さて、その頃ダニーの後継者とも目されていた人物が現れていた。パーネルおじさんだ。
彼ほど評判も良くないし、正直謎の多いやつだけど、政治的戦略に強いキレ者だった。だから彼が代表の間にずいぶんとしっかりした政治組織がつくられたんだって。

でもカトリックまみれの状況の中で不倫(御法度)がバレてしまい一気に失墜。
スキャンダラスな終焉は、なんだか英国の王室をなぞったようで嫌な感じだね。

1880年ごろの全然フライドチキンじゃないアイルランドのお話。
 
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