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「オー、ダニー・ボーイ」

アイルランドの首都ダブリンの目抜き通りに「オコンネル通り」と名前がつくほど、アイルランドの歴史の中でスパースターの地位を不動のものにしている、ダニエル・オコンネルについて書いてみよう。

弁護士として国内で人気を博していたダニーは、アイルランドの現状を肌で感じ、問題点をあぶり出した。
それがこちら。
●カトリック教徒は議員になれない。
●政治運動は金持ちしかできない。

そして、ダニーは「カトリック教徒を議員にする」というシンプルかつ最重要な目的のため、「アイルランド連合」という組織を作った。
この組織は、徹底して暴力を廃し(アイリッシュったら、酔ってすぐ暴力に訴えるからね)政治運動にカトリックの教区司祭を巻き込むことに成功。(つまり教会が出資者に)

さらにその結果、誰でも月1ペニーというドンキ・ホーテ級の安会費で、組織の準会員になることを可能にしたんだ。
これは、驚くほどの効果を上げた。
「不満はあるけど、政治運動に参加する余裕なんてない!」という、アイルランド人口の大多数を占める貧しいカトリックの人たちが政治に参加する機会を与えたんだから!
  さらにダニーは、各州から選出される議員選挙に立候補した。
もちろん「カトリックが議員にはなれない」と決められている時代だから、誰も立候補なんてしないし、万が一当選したとしても議員になれないかもしれない。
それでも何百万の1ペニーズがいるんだから頑張らナイト!とダニーは果敢に選挙にのぞみ、そして対立候補を破って当選を果たした!
これが世に言う”ダニーの元気玉当選”さ!(そんな呼び名ないけど、案外しっくりするぞ)

オー!ダニー・ボーイ!!

1820年ごろのアイルランド大盛り上がりなお話。
 
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