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花の都パリでは、悪趣味にも処刑(ギロチン)ブーム。
とにかく次々に処刑対象者(主に貴族・・・だってずっと貧乏人をバカにしてたからね!)を見つけ出しては馬車に乗せて処刑場へ送り出す、リアル「ドナドナ」状態を続けていた。
そんなえげつない政治転換をしていたもんだから、周りの国から一斉にバッシングを浴び、次々と戦争をおっぱじめるハメになった。
でも当時のフランスはハンパじゃなく強くて、全然負けなかったんだ。
だってナポレオンがいたからね!
前回、そんな絶好調おフランスの力を借り損ねたアイルランドだったけれど、それでも革命の煽りを受けて、各地でちまちまと蜂起(反乱)を起こしていた。
アイルランド側の蜂起は、最初のころはずいぶん優勢に展開していたんだけれど、酔い癖の悪いアイリッシュ。
「君主制を共和制に!私たちは英国の奴隷じゃない!」とスマートでインテリジェントなモットーを胸に戦っていた人たちも、飲んだ勢いで「てめぇ、この野郎!おれの靴にツバかけやがったな!」みないな、知性の欠片もないただの大喧嘩に様変わりしていった。
そして、最終的にはいつも通り「カトリックvsプロテスタント」の争いに取って代わり(わざわざ思想と宗教を分けたのにね・・・)そうなると俄然不利に。
結果、あっさり敗北。
酒の席でカッとなりすべてを台無しにしちまったせいで、結局「アイルランド?そりゃもちろん英国さまのものです」って書類にサインさせられちゃったんだ。
1800年ごろの酔うとバカになるケルトのお話。