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「A・RA・SHI」

さて、フランスで起こった「民衆が君主を倒す」という革命のニュースが広まるにつれ、アイルランドはソワソワとした空気になりはじめた。
そして「アイルランドを英国から切り離して、王様のおもちゃ(国)じゃない、俺たちの国にしようぜ!」って動きが出始めたんだ。

その創始者といわれているのが、セオバルド・ウルフ・トーン、ウルフちゃんだ。

Cさん(@ciarancmoran)が投稿した写真 -

彼はプロテスタント(アイルランド人の多くはカトリックなので反対の宗派)の弁護士だったんだけど、英国の圧政を見かねて、思想と宗教と切り離し「アイルランド人による国を作る」という考えを練り上げた。
いわば「アイルランド独立思想の父」だね。

ちょっとばかし「プロテスタントがカトリックを救済してあげましょう」的な、お高い態度が気に障るけれど、それでも少しは役に立つ「統一アイルランド協会」というものを作った。

まぁ、プロテスタントでありながらカトリック寄りな活動をしてるわけだから、当然ながら検閲マンに「あいつ、なんかヤバいこと企んでいそうじゃね?いっちょ逮捕しとくか!」って感じになった。そこでウルフちゃんはアメリカに逃げるんだ。
そして、そこから(宿敵)フランスに渡り、アイルランドに軍隊を送るように頼んだ。

かくしてフランスは大船団を組み、アイルランドへ進軍した・・・んだけれど、途中で嵐に遭い壊滅状態に。
結局誰もアイルランドの地を踏むことはなかったんだ。(You are my SOUL!SOUL!)

1800年ごろ、天気に負けた独立思想のケルトなお話。
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