現在、カートには商品がありません
カートの中を見る
ご利用ガイド お問合せ

「ケチと節約は別物だ」

アイルランドは、お隣さんで盛り上がり始めた宗教戦争に、基本的に無関心を決め込んでいた。ちなみにこの頃までは、まだゲール人もたくさんいたし、イングランド化されているといってもそれなりにゲール文化を保てていたんだ。

さて、その頃イングランドは目の色を変えて世界の隅々へ出かけては植民地を開き、貿易の拠点を作ることに没頭しはじめた。遠くの国までも自分のものにしてやろうとやっきになるんだから、すぐお隣さんのアイルランドはもちろんすぐに攻められた。

攻め方も姑的なネチネチした地味ないやがらせだったもんだから、我慢も限界に達したアイルランド。先日「ハウス!」といってリズに追い出されたスペインに協力を求めた。
そしてアンチイングランド精神を焚き付け、見事スペイン軍と連携を組みイングランド軍を迎え撃った!んだけど、あえなく敗北。
歴史的に、ここで濃ゆいゲール文化は途絶えてしまう。

その後、二度の大規模な戦闘と、各地で起こった抵抗運動などの影響で、多くのアイルランド人、とりわけゲール人が死んじゃったそうだ。(ひどいことするわ)

さて、実はイングランドが植民地を血眼になって探しはじめたのには、理由がある。
それは、ヨーロッパの国々はすでに多くの植民地を持っていたのに、イングランドはまだ海にも出れていなかったからなんだ。

なんでもスペインとの海戦で船がボロボロになってたのに、時の王様がケチで修理しなかったんだって。(国家レベルのケチだね)

紀元1620年ごろの、アイルランドとスペインの意外な関係がわかったお話。
 
  • 友だち追加