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「北欧から来たジャイアン」

出展 pixabay.com

平和にまったりと暮らしていたら、起こることは一つ。
そう、「侵略」である。

今度は、かの有名なヴァイキング(fromノルウェー)とデーン人(fromデンマーク)の北欧”ジャイアン”コンビによる大強奪大会が始まってしまった。

もう何世紀か早く来てくれてれば、みんな闘いに慣れていたんだけど、なんせまったりお茶なんて飲んでたもんだから、どうすりゃいいのかわからない。
しかも、今度のやっこさんはケルト人より背が高く、美し過ぎる金髪(関係あるのか?)で、アングロ・サクソン人よりもさらに手荒かった。
それに船先にドラゴンなんてくっつけた、やたらといかつい船に乗り、なんだか仰々しく角の生えた鎧まで着てるんだ。

ヴァイキング御一行様はスコットランドから南へ進み、デーン人御一行様は東から入り西へと進んだ。
ローマ人は手の付けなかったマン島や、お隣のアイルランドにも抜け目なく攻め込んだ。

すっかり侵略されてしまったブリテン島の人たちだけど、瀬戸際で食い止めてくれたのは、7つの国の大ボス、ウェセックスの王様だった。
「これまで侵略した町はお譲りいたしやしょう。その代わり、それ以上は進まないでおくんなせぇぇ!」といって北欧のジャイアンたちを納得させた。

それでも納得しない輩は、「もういいやぃ!のび太のくせに生意気だぞ~」と言って、今度は南のフランスに向かった。そしてそこに町を作った。それがノルマンディーである。

紀元900年よりちょっと前、ジャイアンのような北欧コンビのケルトなお話。

参考映画:「ヴァイキング」「ヒックとドラゴン」
 
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