ちなみにローマ帝国側からすると、長い時間をかけて、がんばってGETしたブリテン島なんだけど、北にはとんでもなくワイルドな民族がいてコワいし(
ピクト人とスコットランド人)、ちょっと西に進んだら山ばっかりになるし(
ウェールズ)、そしたら南西に進んでみよう!って言っても、遠い割に土地はやせてて使い道のないところが多いし(
コーンウォール)、なんかステキな島が浮かんでるけど、さすがに遠いし(
マン島)、結局現在のロンドン付近をきれいにすることに熱中せざるを得なかった。
それでもローマ人のおかげで、ブリテン島にもいろんな文化がもたらされ、しっかりと繁栄したんだけどね。
あまりに便利になって、毎日ハッピー♪ やったー!って、ローラみたいな感じで暮らしていたんだけれど、さすがにうかれ過ぎたローマ人。肝心の帝国のことをほったらかしてたもんだからローマ帝国はグラグラに傾いた。
さて、北に住んでるコワ~い人たち。彼らに町が壊されないよう、ローマ人は町をぐるっと壁で囲っていたんだけれど(
有名なハドリアヌスの長城)、ローマ帝国の勢力が弱まったころ、一気にどわーっとワイルドな奴らが攻め込んできた。
運の悪いことに、ほとんど同じような時期、アングロ・サクソン族(イギリス人の祖先と呼ばれる民族)の海賊野郎どもが南の海岸に着いていたんだそうな。
紀元400年ごろの、ヒヤっとするケルトのお話。
参考映画:「センチュリオン」
マイケル・ファスベンダー主演!