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第33回 「プリズンをブレイクする女」

ワイルドな彼が空気も読まずに「ワイルドだろ?」と、ダーリン死後3カ月で求婚したもんだから、メアリにも「いやいや、それは早いですぜ旦那」と断られたものの、なんのその、拉致からの無理やり結婚を承諾、という強引なプロポーズを成就させたわけ。

でも、っていうか、彼、妻帯者ですから。

「カトリックの妻を迎えるのに、離婚はないわー」と冷ややかな視線を浴びつつも、強引に、そしてワイルドに離婚裁判を成立させ、メアリとの結婚をあっという間に実現させた。

そんなこんなで、ほんの数年前までは女王の魅力にすっかり魅了されていた国民もすっかり冷めてしまいまして、というか「どう考えても女王クロじゃね?」ということで、結果大反乱。

メアリも慌てて兵を出しますが、暗殺疑惑をもたれているので出兵を拒否される始末。

しまいには捕まって、ロッホリーヴン城(今や観光名所)に幽閉されることになっちゃいまして、女王の座からも降ろされてしまったメアリさん。 ちなみに王位を継いだのはダーリンとの間に生まれた息子。(なぜかプロテスタント)

でも、まぁまだ若いですから。(関係あるかな?この時まだ24歳) それに「イングランド女王になる」というルフィ級の野望がありますから、多少の失敗もヘコんでばっかりいられない!と、ささっとプリズンをブレイク(脱獄)。

出展 pixabay.com

 
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