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第27回 「結局のところエル・クラシコ」

反英だけどプロテスタントとか、その逆とか、組み合わせによっちゃ、ねじれ現象が起き始めた当時のスコットランド。

 

こういった宗教で揉めはじめると、巷を恐怖に陥れるのが「宗教的迫害(弾圧)」
お上がチョイスした宗派じゃない人たちは、見せしめのごとく派手に死刑にされたり、迫害されて、そのお返しにと、ちがう宗派の人たちがお上側の人たちをの寝こみを襲って惨殺して…

何を選ぶかで、「これから合う災難度」がびっくりするぐらい左右される時代ー
それは国の偉い人たちも一緒で、「わたしは昔も今もカトリックですねん」と言ってた人たちが、身の危険を感じ(もしくは裏でたくさんのお金をもらい)「やっぱり時代はプロテスタントだよ、それ以外選ぶなんて、ないわー」と言ってみたりした。(ローマ帝国が最たる例)
今よりもずいぶん怖い時代。

しかも!
イングランドの王様はヘンリー八世(離婚・再婚・よろこんで!の反カトリック)のあとを継いだメアリ・チューダー女王(スコットランドのメアリ女王とは別です)が、まさかの熱烈なカトリックだったから、余計に話は複雑に。
昨日まで王様が推し進めてた宗派に賛同してたのに、まさかの一夜で国賊扱い?
しかも弾圧レベルが容赦なさすぎて、ついたあだ名が「血まみれメアリー」

とまぁそんなわけで、「反英」とか「親英」という前に、殺さるのは嫌だから!(当たり前)

なので、アンチの人たちも、命には変えられないとイングランドに助けを求め、カトリックの人たちは、そんな勢力に対抗すべくフランスの正規軍を迎え入れた

結局のところ、もう宗教とか反英だとかは一旦脇に置いちゃって、単なる「イングランドvsフランスの伝統の一戦 at スコットランド」、という図式になっちゃったわけ。(肝心のスコットランド人はほぼ参加することはなかったんだ)

 
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