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第26回 「腐海を焼き払う?」

高校時代に「マルティン・ルター」とか「免罪符」とかいう単語を覚えた方も多いのでは?

平たく言ってしまうと政治に宗教が結びついちゃってから、職権乱用の雨嵐で腐敗しきっていた教会中枢が、あろうことか「罪の許しをお金で買いませんか?」と募ったことから、ルター先生が「ちょっと待った」をかけてはじまったのが「宗教改革」だね。

もう神さまとか関係ないよね?ぐらい腐敗していた(らしい)ローマ・カトリック教会を見限るように、腐敗してないアピールをするプロテスタントが「腐海を焼き払え!」の勢いで本家から分離したことがそもそもの始まり。

まぁ、話は逸れたけど、突如キラ星のごとく現れた爽やかなプロテスタントが、海を越えてブリテン島に流れ込んだことから、住民の間でも、どちらを採択するかで真っ二つに割れていたわけです。

そんな折、さんざん書いているように離婚願望の強かったヘンリー八世は我先にプロテスタントに乗り換えて、イングランドは全体的にプロテスタント優勢の雰囲気。
そんな流れに当てられて、スコティッシュ「腐敗してない方がいいよね?」プロテスタントに鞍替えし始めた。

そこで面白くないのが、当時きっちりカトリックの教えを守り、スコットランドを支援し続けていたフランス
お決まりの入会特典(ワイロだね)を大幅アップして対抗したんだとか。
 
そんなわけで、この時代のスコティッシュは「反英 or 親英」と「カトリック or プロテスタント」の2カテゴリの組み合わせによって、勢力が行ったり来たりしていたわけ。
 
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