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インドのスパイスで大儲けして、アフリカ大陸の奴隷貿易でも荒稼ぎしていたポルトガルはまさに海上王国の名にふさわしい「君臨」っぷりだった。
元の国があんなに小さいのに、その航海術と先見の妙で世界を股にかける植民帝国の先駆けとなった。
ちょうど、日本に「火縄銃」が伝えられたのもこの時代だね。
こうして振り返ってみると、よくもまぁ日本は征服されずに西洋の脅威をやりすごせたもんだと思うよね。この辺りの歴史で、日本人という概念ごと抹消されていても、全然おかしくなかったわけだから。
てな感じでポルトガルは夜な夜なフィーバーしてたんだけれど、「盛者必衰のことわりをあらわす」の例にもれず、次第に勢力は尻すぼみになっていく。
当然「スパイス争奪チキチキマシン猛レース」は継続しているわけだから、二番手の国がセンターの座を狙って猛追する展開が待っていた。
その二番手の国が、誰あろう後の“無敵艦隊”「スペイン」だ。(ポルトガルのお隣さん)
そして、そのスペインの大躍進に関わった人物こそ、かの有名なコロンブスだったんだ。