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第19回 「超省エネのドラクエ狩り」

正攻法で新航路を開拓し、スパイスへの道、もとい金の成る道を築き上げてきたスペインとポルトガルにとってみれば、信じられない姑息な手で嫌がらせを開始したイングランド。

ドラクエの新作を買うためにお金を貯めるのが普通の子(スパイス生産国)、ドラクエ買うためのお金をよそから強奪してくる子がスペインやポルトガル、ドラクエ買った子からドラクエを巻き上げるのがイングランド。
これがまぁ、びっくりするぐらいに効果てきめん。

しかも、その行為自体はイングランド軍じゃなく、その辺の海賊にやらせておいて、政府としては彼らを「取り締まることをしない」だけでうまくいくという、超省エネ作戦だった。

出展 pixabay.com


当然スペインは、「お宅の制服着た子がうちの生徒をカツアゲするんですが!?」とイングランドにクレームをつけますが、「いやいや、あれはうちの生徒じゃないですよ、制服が似てますけど全然別です。うちは私立なんで、結構いいとこの坊ちゃんしか通ってないんで。」と一切取り合わない。

同じ労力を使っているのに収入は減り、収入が減ることを防ごうとお金を掛けても、やっぱりジャイアンに盗まれる…そんな負のループの影響で、徐々に国力が疲弊していったスペイン。
さらに、彼らにはもうひとつ大きな悩みの種があった。

実はその頃、スペインの領土の一部で、反乱が起こりはじめていたんだ。
 
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