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「フィンランドを北欧にはカウントしない」という考え方があると書いたんだけど、その理由はカンタン。
先住していた人たちの種族が全然違ったんだ。
デンマーク、スウェーデン、ノルウェーに住んでいた人たちは、みんな「インド・ヨーロッパ諸語」系の中の「ゲルマン語タイプ」の人たちだったんだけど、フィンランドに住んでいる人たちは「フィン・ウグル語」系の言葉を話す人たち。(見た目も、サラサラ金髪THE白人的な感じじゃないんだね)
彼らはウェールズみたいに、自分たちだけで固有のグループを作るだけで、その範囲を大きくしようとか、統一しようという気があんまりなかったそう。
そんな、割とゆるい(自然環境は全然ゆるくないけど)集い、フィンランドサークルみたいな感じだったんだけれど、妙にキリスト教に感化されたスウェーデン先輩が押し売りしに来たもんだから(北方十字軍)あれよあれよという間に征服されて、スウェーデン先輩の傘下に入るはめに。(コロッケパン買ってこいやァァァァァ)
それが、かなり早い時期だったもんだから、人種も言葉もスウェーデン色にどんどん染まって、今やサラサラ金髪がたくさんいる国になったんだね。
ちなみにその後、領土をロシアとスウェーデンの間で取り合いされて、助けてください!!!な状態だったんだけど、ノルウェーの十数年後に独立を勝ち取って、今に至るんだ。
なので文化的には一番複雑な構成になっていて、音楽なんかもとっても奥が深くて、マニアックで、どことなくアジアに通じるところもあって、店長的にはイチオシな国。
そして何と言っても、フィランドの名を世界に広めた立役者はムーミン!!
さらに、ムーミンに負けず劣らず有名なサンタクロースの村ってのもフィンランドにあり、全体的にファンタスティック!(ゴー☆ジャス)な印象を受ける国なんだね。