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ノルウェー

出展 pixabay.com

スウェーデンやフィンランドと同じスカンジナビア半島の三兄弟の一人で、例によってバカみたいに寒いのかと思いきや、大西洋側からやってくる温暖な風のおかげで、スウェーデンやフィンランドよりも、ずいぶんあたたかい冬を送っていたんだとか。

ノルウェーは「北欧世界を広げた開拓者(略奪者)」の一面があるんだ。
ケルト文化に一番影響を与えたノルウェー産バイキングは、ほとんどすべての海岸線がフィヨルド(ジグザグ入り組んだ地形)に覆われていることもあって、当時、飛び抜けて航海術が高かった。

そんなバイキングの中でも主席格のノルウェー兄さんはスコットランドの北部の島々、マン島、アイルランドに攻め込んだ。(ダブリンはノルウェー兄さんが占拠した土地)

さらに、その航海術で、まだ見ぬ海の果てへと漕ぎ出し、アイスランドグリーンランド、さらにはアメリカ大陸まで足を伸ばして、そこを自分家の領土にしようと、割とがんばっていた。
もちろん、それらの土地には先客がいたんだけど、兄さんは彼らを手際よく排除していった。(アメリカでは失敗したけどね)

そんなわけで、大航海時代に先駆けること500~600年も前に植民地政策の基本的なことができていたノルウェーなんだけど、その後ヨーロッパ中で猛威をふるった黒死病などの影響もあり、一気に勢力が弱まってしまう。

その結果、デンマーク先輩の傘下で焼きそばパン買いに行かされたり、スウェーデン先輩の傘下でカバン持ちさせられたり、散々な目に。
今からたった100年ほど前までどこかの国の付属領土的扱いだった。(ご一緒にポテトもいかがですか?のポテト状態)

そんな苦労たっぷりの歴史を歩んできたノルウェーだけど、独り立ちした今では、北欧諸国の例に漏れず、教育・福祉大国であり、世界で一番男女平等な国、というなんとも誇らしい称号をその頭に載せている、すごい国のひとつ。

 
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