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寒いってこと

出展 pixabay.com

ちょっと考えてみよう。
電車とか車がなくて、スマホどころか電気も通ってなくて、だから冷蔵庫もなけりゃ、ジップロックとかタッパもない。
そんな環境で毎日の食料ってどうやってを手に入れたらいいだろう。
そりゃ狩りに行く、もしくは買いに行くかだよね。
でも冷蔵庫がないんじゃ、買いだめしてもすぐ腐っちゃうから、どうしよう。

じゃあ、せめて庭先で野菜を育てたら、定期的に食料が確保できるんじゃね?そう思って人類が農業を始めたのが5000年ぐらい前。

でも、ここで問題が。
たとえばスウェーデンの北部に住んでいる人から「すみません、うちの庭先は凍っていて植えるどころか、掘ることもできません!」というクレームが。
なんてこった、そんな土地には、野菜どころか草すら生えないよね。
草が生えないところに虫は育たないし、虫のいないところには鳥もやってこない。鳥のいないところには動物も集まらないし、農業どころか、狩りもできませんぜ。
これが「寒いってこと」の大変さ。

仕方がないから、南の地域で採れたお野菜とお肉・お魚を買い出しに~と言っても、車もないからあんまりたくさんは買えっこない。 それなら得意の船で大きな荷物も運ぼうぜ!と思っても、やっぱり川が凍ってちゃ船なんて何の役のも立たない。 これもまた「寒いってこと」。

そこで北欧、特に北部オブ北欧の人たちは考えた。

  • (1)この環境でも保存の効く食事法を開発しよう!(スーパー過激な発酵食品の発達=シュールストレミングほか)
  • (2)より良い土地で奪ってこよう!(バイキング的シンキング)

    北欧劇場、はじまりはじまり。

 
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