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バンジョーについて

バンジョーのメーカー


新品

アメリカには多くのメーカーや工房がありますが5弦バンジョーのシェアが圧倒的なため4弦のバンジョーを製作している所はそれ程多くありません。ただしネックが異なるだけなので小規模メーカーや個人工房であれば相談すればオーダーできる事も多い様です。

老舗の小規模メーカーであるOME社はテナーバンジョーをレギュラーラインナップしていますが2年前後の待ちになる様です。大手メーカーではGold Tone社とDeering社で取り扱いがあり、どちらも量産品のため比較的安価に入手できます。アイルランドにはテナーバンジョー専門の工房があり、現在はEmeraldやケルトの笛屋さんでも取り扱いがあるClareenが有名です。

オールド品

テナーバンジョーは1930年代まで盛んに製造されましたがバンジョーメーカー群雄割拠の時代のため楽器も多種多様で、メーカーによって音も作りもまったく異なるので試奏は必須です。また音が気に入っても調整方法が異なったり、現代の物とパーツの互換性が無い場合があります。例えばリムの標準的なサイズは11インチですがVEGA社の古い物は10 15/16インチ、Framus社では11 1/16インチで通常のヘッドやフープは合いません。それでも楽器としてメンテナンスは高い部類で、5弦では19世紀の楽器を使っている人も少なからず見られます。

古い楽器を維持するには相談できる人やお店が必要です。それでも使用する人が居るのは現代の楽器とは違う魅力があるためで、先に触れたEpiphone RecordingシリーズやClifford Essex Paragon等はトッププレイヤーにも重宝されています。在野ではEpiphone Recordingの開発者のW. Langeによるメーカー(Lange, Paramount)も人気の様です。100年前後も昔の物のため状態も様々ですが、正常に演奏可能な状態で残っている物はそれだけ安定しているとも言えます。

現代のバンジョーはGibson互換の物がほとんどですが、当のGibson社のテナーバンジョーは多くが5弦のネックに交換されているため見かける事は稀です。

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