現在、カートには商品がありません
カートの中を見る
ご利用ガイド お問合せ

バンジョーについて

調整に影響する要素


バンジョーは調整によって大きく音が変わりますが、パーツによって調整の幅が変わります。

テンションフープ

締め付ける際にテンションフックが動かないように切り欠き(notched, 例: Gold Tone IT-250)や溝(grooved, 例: Clareen Special)がありますが安価なモデルでは省略されたフラットな物(例: Clareen Bridge)もあります。フラットタイプでは力のかかり方がやや曲がってしまうためフックがたわんで強いテンションが掛けにくくなります。またフープの高さにより張れるヘッドのクラウン(collar)高が決まります。

テンションフック/テンションナット

数が多い程ヘッドが安定し、また強いテンションを掛ける事ができます。標準では24本ですが多い物では40本もあるモデルまであり、逆に安価なモデルでは20本以下に省略されたりします。

フランジ

Gibsonタイプではブラケットシューではなくフランジがフックを受け止めるため、点ではなく線でフックを受け止める分リムへの負担が小さいという利点はありそうです。2ピースフランジの場合はプレートだけを外してオープンバックにする事もできます。形状の異なるフランジには交換はできません。

 

図13 Gibsonタイプのフランジ(2ピースフランジ)


テールピース

テールピースは弦にテンションをかける(ヘッドに向けて押し付ける)機能を合わせ持ち、ブリッジ側に張り出す長さが長い程強い力をかけられます。高級な物では各弦ごとに調節可能な物もあります。CramshellやDouble-Hump等ボールエンド弦に対応しているタイプではバラ売りギター弦を流用できるので弦の入手性が高くなります。これも4弦用の物はあまり出回っていませんが5弦用でもほぼ問題なく使用可能です。

 

図14 Clareen Bridge(左)とClareen Special(右)。Specialの物の方が長い。Bridgeの物はボールエンドに対応している。

  • 友だち追加