≪特徴≫
フォーク・フルートは伝統音楽の演奏に最適な、3本継ぎの木製フルートです。
ヨーロッパ柘植、アフリカン・ブラックウッド、モペイン(取り寄せ可)の3種類の木材をもとに、30年の経験あふれる職人、ケイシー・バーンズが仕上げています。
フォーク・フルートは通常のアイリッシュ・フルートのように、経年とともに魅力的で個性ある音色へと成長する、本物のフルートです。
≪こんな方にオススメ!≫
フォーク・フルートはケイシー・バーンズの他の高級モデルのフルートと同じ音響上のデザインを採用しています。「音色づくり」「チューニング」ともに細心の注意を払い、高級モデルと同じリーマー(木材を削る金具)や工程を踏んでいるため、値段以上の演奏性能があります。
ヨーロッパ柘植、アフリカン・ブラックウッド、モペインの3種類の木材から選択でき、左手用、手の小さな人用の指孔の狭いモデルにも対応可能。ケーシーはこれまで850本のフルートを世界に送り出しました。(2012年7月現在)
「素晴らしい楽器だ。イントネーション(音程)が良く、音色も豊かだし、反応も素晴らしい。なにより、演奏していてとても心地よい。」
by グレイ・ラーセン Grey Larsen(アイリッシュ・フルート奏者)
Aアイリッシュ・フルートの初心者の方には①手入れが簡単で、②楽に演奏ができ、③経年とともに音色が成長する楽器が必要です。中級者の方には④音色が良く、⑤反応が速くて、⑥セッションの中でも音量で引けを取らない楽器が良いでしょう。フォーク・フルートはその理想にお応えします。
Aフォーク・フルートを購入するということは、「効率的な音響上設計、チューニング、音色づくり」など、30年のフルート作りの経験と重みのある楽器を手に入れるということです。
フォーク・フルートは、必要最低限の部分のみを重視した、コストパフォーマンスの高いプロ仕様の楽器です。 木製のフルートはプラスチック製よりも吹き心地が良く、経年変化のないプラスチックとは異なり、経年とともに成長していきます。また、プラスチックの円筒管では不可能な、指孔を寄せる設計を施しているので手によくなじみます。素材としても木は音響上、複雑な変化を与え、プラスチックにはない音の深みを与えます。その上、楽器のケアもとても簡単なのです。
Aフォーク・フルートはまだ自分の理想の楽器を決めかねている方にとっても、良い比較材料になるでしょう。まずはフォーク・フルートを使ってみて、さらに高級な楽器を購入する決心を固める人は多いです。そういった楽器を手に入れた後は、フォーク・フルートは練習用、旅行用などの二番目の楽器として持ち続けていられます。もし不要になった場合は、ほぼ同じ値段で転売することもできるでしょう。
A頭部管と左手間の継ぎ目の長さは32-33mmに設定してありますので、長さを調節してチューニングができます。また必要に応じて、頭部管を回して歌口を手前に寄せることで音程を低めに吹くことも可能です。ほとんどの方は多少の調整のみで440hzで演奏ができるでしょう。
A1985年以来、手の小さな方のご希望のお応えできるフルートのデザインをしてきました。
その結果、アイリッシュ・フルート業界では最も指孔の狭いデザインのフルートの開発に成功しました。通常のフルートでは32-35mmの指孔の距離を29-32mmにまで短縮しています。
指孔が一列ではなく、人間の手の形に基づいて寄せてありますので、さらに押さええやすくなっています。
≪参考数値≫
Aエンドキャップ(頭部管の先にある筒を閉じるキャップ)、リング、チューニング・スライド、キーと台座。これらを省略することで、製造スピードを上げて納期を短縮化、価格を安くしています。ソフトケースが付属しています。
Aアフリカン・ブラックウッドが最も一般的な素材です。入手しやすく、気候に順応し、アイリッシュ・フルートの定番となっています。材料の調達状況によってはヨーロッパ柘植やモペインでも製作します。これらはアフリカン・ブラックウッドと同じような性能を持つ木材です。柘植のほうが軽く、木材としては柔らかく、アフリカン・ブラックウッドに比べて丸みと温かみのある音色を持っています。ですが、気温の変化に弱いので、管理に注意が必要です。乾燥した土地であればアフリカン・ブラックウッドが最適でしょう。
Aフルート職人にとって、完全にフルートに適した木材の部位を調達することは困難です。天然の木には虫食い、フシ、木目の荒さなどがあります。私はこれらの無い完全な部位を、より高級なフルートに用い、使用可能な範囲のものをフォーク・フルートに利用しています。 そのためコストダウンを実現することができています。外見上はフシや荒い木目があることもありますが、耐久性に何ら問題はありませんので、ご安心ください。