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レバーについて


レバー
レバーはそれぞれの弦の上の方についている小さな器具で、レバーを上げた時、ちょうど音が半音上がるように弦を短くするような仕組みになっています。レバーを使うと、簡単に調を変えたり演奏中の臨時記号に対応したりできるようになります。
 

出典 Dusty Strings ホームページ

正しい取り付けと調整

レバーを取り付けて調整することは、ハープを作るうえで細心の注意が必要な部分です。私たちはレバーがきちんと機能し、いい音を生み出せるまで長い時間をかけて調整します。高品質なレバーを正しく取り付けると、その弦の音を完ぺきに半音上げて、元の音と比べて音質の低下を最小限にとどめることができます。

ハープは定期的に調整する必要があります。この必要が生じてくるのは、ハープが時間と共に徐々にその形を変えてくるからです。腕木は曲がってきますし、サウンドボードは弦の張力のせいでたわんできます。これは自然なことで、またハープの音が円熟してくることにもなりますが、具合が悪くなって調整が必要になることもあります。もしレバーを上げていないときに音があっていて、調を変えた時に音が外れたら、どれかのレバーがきちんと半音上げることができなくなっているので、調整が必要なのです。新しいハープは古いハープよりも頻繁に調整する必要があります。

もしシアトルの近くにお住まいなら、いつでも調整のために私たちのところにハープを持ってきてください。また全国どこへでも出張できる技術者もいます。でも自分で調整できるのをご存知ですか?時間のかかる細かな仕事ですが、コツを掴めば難しいことではありません。人に頼らずに自分でできるのは気持ちのいいものです。

レバーは1つ1つ、弦の太さに合わせて作られています。もしハープの弦のサイズを変えたら、レバーはぴったりと合わなくなり、きちんと半音上がらなくて、ぼけた音になったり、雑音が出たりします。

ラブランドレバーとカマックレバー

ラブランドレバー
 

出典 ケルトの笛屋さん

カマックレバー
 

出典 ケルトの笛屋さん


ラブランドレバーはアメリカで作られた、最初のプロ仕様のレバーでした。1980年代後半にこのレバーが開発されて以来、ダスティーでは標準仕様としてラブランドレバーをつけてきました。操作性がよく、耐久性に優れ、正しく装着されていると、ほとんど音質を落とすことがありません。ラブランドレバーは真鍮の土台に黒いポリカーボネイトかデルリンのハンドルがついています。それにCとFのレバーには識別のために赤と青の印をつけています。

カマックレバーはフランス製で、ニッケルメッキの鋳物と機械加工した金属でプラスティックの部品がついています。スムーズでメカニカルな動きで知られています。ダスティーの多くのハープにはオプションとしてカマックレバーをつけることができますが(追加料金が発生します)、供給の問題、値段の問題から、ラベンナ26、セラナ34、ブルバール34、FH26ダブルストリングにはカマックレバーをお付けすることはできません。

結局のところ、どちらのレバーを選ぶかは、さわった感覚、見栄え、音、値段などの個人的な好みの問題になります。両方のレバーを使って元の音質をどこまで維持しているかという目隠しテストをしました。(レバーを上げた場合と下げた場合で音質がどう変わるか)しかし差はわずかなものでした。それぞれのレバーが違った音域のところで少し良い働きをしていました。しかし一般的な見方ではカマックの方がレバーを使った時の音の劣化が僅かに少ないようですが、これは普段からレバーを多く上げて演奏する耳の肥えた演奏者にわかる程度です。

ラブランドレバーは丈夫で、工房で行われる衝突実験でも、めったに壊れることがありません。時には使い過ぎでハンドルにひびが入ることはありますが、ハンドルは安価で、単純で、レバーをハープから取り外さないで簡単に取り換えることができます。 カマックレバーのハンドルはぶつかったり打ったりする刺激に弱く、特別な道具を使って取り換えることもできますが、むしろレバーそのものをハープから取り外すことが必要になる場合もあります。

外見はもちろん違いますが、これは個人の好みの問題です。それぞれの人がどちらのレバーが自分の必要性、予算、好み似合うか決めることになります。

2種類のレバーの比較はこちらに記事があります(英文)