低価格のダルシマーのサウンドボードと裏面はラミネート加工のカバノキで出来ています。天然木のサウンドボードと違って合板は最初から板の形で仕入れています。そのままで使えて、製品の値段を抑えることができるのです。これは最高級の合板で見栄えもよく、さらに温度や湿度の変化を受けにくく、楽器の安定性を高めるという長所を持っていて、澄んだ気持ちの良い音色を生み出しています。

天然木の楽器では、サウンドボードと裏面は高品質の柾目のサペリで出来ています。この木を選んだ理由は見た目の美しさと寸法が狂わないこと、そして何よりも美しい音色です。サペリの音響的特性はダスティーの斬新なデザインと合わさって、豊かで深い明るさ、コントロールされた残響、基本的な音の明晰さをもたらし、滑らかなプロフェッショナルな音色になっています。
 
合板のサウンドボードが経済的な美しい音色の楽器を作り、同じ楽器でも天然木は響きと、深さ、明るさと音量を生み出します。合板と天然木の違いについてさらなる議論はブログ、Plywood vs Solid Wood Hammered Dulcimers（英文）をご覧ください。
美しさを保つために、どちらの楽器も透明ラッカーで何層にもコーティングしています。透明ですので元々の木材の色と特徴は透けて見えます。黒のラッカーもオプションでお選びいただけます。