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店長、ケルトの国へ行く

11日目 ウェールズの伝統音楽セッション

さて、教えてもらった時間より少し早めに目的のパブ(ウェールズ城の目の前)に着きまして、例によって朝から何も食べてなかったので、オリジナルバーガーを注文。

こちらもパブなので、アルコールを飲んどいた方がセッションを見せてもらう時に馴染みやすいかなとギネスを注文。 注文時に、セッションのことを聞いたら、いつもあの辺りでやってるよ、という情報を教えてもらったので、そそくさと移動。
食べながら、ウェールズ対オールブラックスのラグビー試合中継を観戦。

そうこうしているうちに、どこからかフィドルの音色が。
あら、どこにも演奏者がいないんですが?

と思ったら、パブの奥にあるスタッフルーム(工事中)みたいなゾーンに和気あいあいと演奏者たちが集まって準備をしている。

なんだろう、今はリハ段階で終わったらパブに出てくるのかな、などと様子を伺っていると(様子を伺うことに関してはプロフェッショナルな店長)どうも、そこで腰を落ち着けてセッションするみたいなので、急いでバーガーを完食し、ギネス片手に「中でみんなの演奏聴いてもいいかい?」と別部屋に突入!

「もちろんどうぞ、ようこそ!椅子はないけど、どこかから椅子をもってきてもいいよ」
とやさしいリーダーっぽいおじさまが促してくれました。

この時点でメンバーは、そのリーダーっぽいおじさまフィドル、寡黙なおじさまフィドル、カッコいいワイルドなお兄さんフィドル(ウェールズ系カナダ人)、おばさまホイッスル&ピブゴーン(角笛)、おばさまホイッスル、超美人フィドル、その美人のお友達の美人Aと美人B(超美人トリオは初参加だそう)の構成。

老若男女問わず楽しめるってのは、伝統音楽の一番の魅力であり、礎ですよね。

ええなぁと思いながら、次の曲を堪能。

やっぱり、フィドラーは全員楽器をアゴにつけて演奏してるし、奏法とかリズム感もアイリッシュに比べるとかなりカチッとしている。
宮廷で催されるダンスパーティのバンドのような雰囲気も残しつつ、装飾音やアレンジに地方っぽさをにじませるのがウェールズ流。


さて、曲が終わったタイミングで、「いまのがウェールズトラッドですか?」と聞いてみたら、「そうよ、いい曲でしょ、このセッションこそウェーリッシュよ」と答えてくれました。
ちょっと発音がごにょっと聞こえたので「アイリッシュ?」って聞くと、やっぱり「違う違う、JP、アイリッシュは別物。ケルトの国(Celtic Nation)は6つ、スコットランド、マン島、ウェールズ、コーンウォール、アイルランド、ブルターニュ。どれも一緒のくくりにはなってるけど、全然違う音楽よ」と。

やっぱりそうだね!
ほんと、別の音楽。
たしかにスコティッシュとは完全に別物だし、アイリッシュと比べたらもう全く違う音楽ジャンルにさえ感じます。
そのジャンル違いを証明するように、D調じゃない曲も結構あって、ホイッスルで参加するのは、時々大変。

今回は長くなるんで、次回に続きます!
 
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