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ケルト音楽 はじめの一歩

これからの「楽器」の話をしよう

「楽器を習う」というと、どことなく敷居の高い雰囲気があります。
ちょっとおしゃれなテラスとかあるような家のお嬢様が?
美しいティーカップに紅茶をそそいで?
風に揺れるレースのカーテンの向こう側で?
楽器を演奏する?
みたいな??

でも楽器を演奏する起源というのは、ファンタジーの起源と近いんじゃないかと店長は常々思っています。
ファンタジーっていうとキラキラした素敵な世界観を思い浮かべますが、ファンタジー誕生の瞬間ってのは(いつ誰が作ったのかは知りませんが)きっと、現実ではずいぶん悲惨な状態に直面していたんじゃないかと思うんです。
現実に思いつく限りの救いがなくなった時、はじめて想像力は爆発的に飛躍したんじゃないかと思うわけです。
 

出展 pixabay.com

楽器を演奏するという行為は娯楽、つまり楽しみです。
「苦しい生活の人は楽器を習うことができない」というのは、ごく最近の考え方です。
苦しい生活だからこそ、人々は楽器を使ってストレスを発散させていたでしょうし、多少ピッチのズレた安物の楽器だって家宝のように大切にしていたと思うんです。

現在、娯楽や楽しみというと数えきれないほど色々なものがあります。
テレビ、ゲーム、ネットサーフィン、映画、CD…
何でもデータ化し、いつだって何千曲の音楽を持ち運べて、ニュースはすべてスマホかパソコンで読めるんです。(店長もそんなひとりです)

でも、ほとんどの娯楽は何かに依存しています。
もっとも依存率の高いものは電気ですね。

じゃあ、もし電気が止まってしまったら?

CDもiPodも、テレビもネットもケータイも使えなくなってしまいます。
今の時代だと、人々の生活から情報や音楽が消えてしまう(ように感じる)でしょう。

そんな時、もしひとつの楽器があれば、その人は多くの人のCDになれるのです。

ファンタジーは、ファンタジーが必要不可欠だったからこそ誕生したように、音楽もそういった状況で必要不可欠な要素になると思うのです。
おそらく未来永劫なくならないであろう技術のひとつに楽器演奏というのもきっと入るはずです。
たとえばガリ版印刷のように。

 

 
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