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ケルトの音楽家 インタビュー

デイビッド・フォーリー David Foley

これは私が始めた新しいシリーズの最初の投稿です。優れたバウロン奏者数名にインタビュー形式の質問を送っています。とてもワクワクしていますし、皆さんも楽しんでいただけることと思います。

一番手はデイビッド・フォーリーです。
デイビッドのことは昔からよく知っています。私たちはふたりとも同じ頃にグラスゴーで住んでいて、演奏活動をしていました。彼はフルートやギターにも堪能な素晴らしいミュージシャンで、最近のスコティッシュのフォーク界では、RURAのバウロン奏者としてよく知られています。

私のブログの最初のバウロン奏者としてデイビッドを迎えることができて幸せです。そして、時間を取ってアンケートにお答えいただいたことに感謝します。どうぞお楽しみください。また自分としても次のインタビューを楽しみにしています。

原文サイト(英語)

※左枠:インタビュアー 右枠:デイビッド・フォーリーさん

出典 Modern Bodhran ホームページ

どうしてバウロンを始めたのですか?自己紹介をお願いします。

子供の頃、夏になると両親はアイルランドのサマースクールに連れていってくれたものでした。たいがいはドラムシャンボ Drumshanboのジョー・ムーニー・サマー・スクール Joe Mooney Summer School で、一週間ホイッスルとフルートのワークショップに参加しました。何回か通った後、父もバウロンを選んで、クラスに参加しました。父も楽しかったようで、帰りにシェイマス・オケイン Seamus O’Kane の家に立ち寄ってバウロンを買いました。シェイマスの家を出てすぐに、僕のゲームボーイが電池切れになってしまって、結局家に帰りつくまでほとんどずっと、バウロンで遊んでいました。

最も影響を受けたのはどなたですか?

最近は、他のミュージシャンやバンドと一緒に曲を書くことで自分の演奏が形になっていくことが多いと思います。
大事なことは、マーティン・オニール Martin O’Neillが基礎知識を伝えてくれて、それはしっかりと身についています。よりシンプルなほうがより良いということです。派手に演奏するのはトンマのやることです。これは学生時代に彼から学んだことですが、彼の演奏の中にも見られるものでもあります。

常に気持ちを奮い立たせておくために、演奏家としてどんな事をしていますか?

難しい質問ですね。僕にとって気持ちというのは、沸き上がってきたり、スーッと消えていったりします。
僕は複数の楽器を演奏するので、4ヵ月ずっとフルートばかりやったり、それから「ギターがカッコいい。」ということになって、しばらくはギターしかしないとなったりします。1つはっきりしているのは、バウロンをやる気になるのはジョン・ジョー・ケリー John Joe Kellyを聞いた時です。今演奏をしているバウロン奏者で彼に刺激を受けていない人はいません。彼は最高です。

演奏の中で乗り越えてきた一番大きな問題は何ですか?

バウロンの演奏に関してあまり問題を感じたことはありません。しかし楽器の練習に関してはあるかもしれません。
僕は熱が冷めやすいので、あるテクニックとかリズムとかができないと、バウロンを置いてまた後で、ということになってしまいます。新しいことは、実際にやってみる前にきちんと理解しておくことが大切です。そうしないと、うまくいかないのです。時間がかかると前もってわかっていると、焦らないで済みます。

今使っているバウロン、スティック、ケースはどこのものですか?

スティックは2つ使っています。16歳の時にケバブの串で作ったホット・ロッドとバッド・クラーク Bud Clarke が作ったブラシとハードスティックのハイブリッドです。ブラシは同じものが2つあると思います。1つはマリッサ・ウェイト Marissa Waite の所有で、もう1つはマーティン・オニール Martin O’Neill が持っていると思います。基本的にはホット・ロッドの方をいつも使っています。ケースのブランドは覚えていません。ロゴマークがハゲの人です。

あなたの演奏をユニークなものにしているのは何だと思いますか?

自分の演奏がユニークだと思ったことはありません。僕が実際にバウロンを演奏するのはRURAで演奏する時で、僕がそのバンドでやっていることが「ユニークなやり方」に見えるかもしれません。でも実際は他のメンバー、特にギターの反応を見たり、寄り添ったり、アイディアに感心したりしているのです。

バウロンを始めたばかりの人に何かアドバイスをお願いします。

初心者への一番のアドバイスは自分のバウロンをよく知ろう、ということです。
練習する時、手をあちこち動かしてください。打面の違う場所を叩いてみてください。色々と試してください。でも、いちばん大切なのは、最高の音を探してみることです。いい音だったら、どういうふうに叩いたのか覚えておいてください。つまらない音だったら、今度は同じようにはしないと心にとどめてください。すべての自分が出す音は、自分がどれだけ楽器を理解しているかを表している。このことを意識しているなら、つまらない音を出したときは、実は演奏を改善できるチャンスなのです。しかし自分がしていることをきちんと自覚している必要があります。よく考えてください。気付いていないのなら、死んだヤギ(バウロンの革がヤギの皮であることを皮肉っている)を叩いている大バカ者と同じです。

あなたのウェブサイトは?

全然更新されていない僕のウェブサイトはこちらです。