スターマリオ状態だったナポレオンは、英国にも喧嘩を吹っかけた。
でもこれが、なかなかくだらない作戦だったので、実行前に
英国のエリート水兵さん“ネルソン提督”につぶされてしまう。(フランスと英国を海底トンネルでつなぐ大作戦・・・未遂)
当時モテキ到来していたネルソン提督は、エジプトやインドでもフランスの船団とやり合い、ついには
トラファルガー海戦と
ワーテルローの戦いでナポレオンをやっつけ、カナダ、オーストラリア(犯罪者ばっかりだけど)、
インド、ケープ植民地、セイロン、ギアナをイギリス領に収めることに成功。
盗られたドラクエが戻ってきたと思ったら、ついでにファイナルファンタジーと最新ゲーム機までもらえた!って感じで、クリスマス状態の英国。
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でも国民の暮らしはてんで楽にならなかったんだ。
PS3もWiiもニンテンドーDSも手に入れたのに、各家庭にはいまだファミコンしかない、ソフトも「ポートピア連続殺人事件」のみだなんて、おかしいよね?
結局PS3なんかは、王室専用のおもちゃだったわけだ。
「狂った王様」と呼ばれていたジョージ3世が亡くなり、
「大酒飲みのろくでなし王」と呼ばれるジョージ4世が即位した。(いちいちスキャンダラス!)
お酒飲んで感情を吐き出してすっきりしたのか、先日反抗期で家出した息子(アメリカ)と和解し、さらには王家が100年以上も無視し続けたスコットランドにも出かけて、キルト(伝統的なスコティッシュ衣装)なんか着てまったり過ごした。
でも彼の仕事はそれでおしまい。とにかく休暇とパーティーが大好きで、国だなんだってことには目もくれず、女性をとっかえひっかえのん気に暮らしていた。
そんな中、お隣アイルランドにはひとりの大物弁護士が登場していたんだ。
彼の名は
ダニエル・オコンネル。
1810年ごろの、スター誕生前夜のお話。
参考映画:「マスター・アンド・コマンダー」「美女ありき」「英国万歳!」