ブリテン島やアイルランド島に定住する前、ケルトの人たちはヨーロッパ大陸に住んでいた。
場所はというと、年代によってまちまちだけれど、東はトルコの奥から、西はフランスやスペイン、南はイタリアの真ん中ぐらいまで生活場所を転々としていった。決して、領土を広げたわけではなく、移動していたのである。(転勤族?)
当時(紀元前1000年ごろ)としては、かなり武装癖のある人たちだったようで、鋭利な武器、鎧を身にまとい、武装した馬車をイージーライダーよろしく乗り回しながら、各地の戦争にも傭兵として参加していたんだそう。
そんなワイルドなケルト人が作った町の中にはイタリアの「ミラノ」もあったりする。
出展 pixabay.com
大陸のケルト人たちは、キャッホーイといろんな町を征服したんだけど、平家物語の「おごれる者は久しからず」の例にもれず、時のうつろいの中で支配する立場から支配される立場に変わっていったそう。(なんだかホロリ)
ちなみにブリテン島にケルト人が入植したのと、大陸でケルト人が栄えて衰えたのは、だいたい同時期。この大陸ケルトと島ケルトに、実際DNA的共通点があるのかないのかってところは、今でも論争の的になっているんだそう。
それでも、
ケルト文様と呼ばれるグルグルっと一筆で書けちゃうっぽい素敵な模様の起源は、中央アジア(モンゴルとか)だとも言われているので、全く他人ってことはないだろう。ねぇ。
紀元前1000年ごろの、そんな昔の話がなぜわかる?という疑問だらけのお話。