現在、カートには商品がありません
カートの中を見る
ご利用ガイド お問合せ

第28回 「メアリに首ったけ」

やっとメアリお嬢に話が戻ってきた!

ちなみに「1550年スコットランドなう」から計4回のコラムを「なんだかしんきくさい話だなぁ(間違いない)」と思った方は、イングランドの歴史はこのコラム程度にとどめてもらった方が安心です。

反対に「なんだかドロドロで面白い!」と思った方は、イングランドの歴史(とりわけ薔薇戦争あたり)を調べてもらえれば、より一層このドロドロの国イングランドのバラ色の歴史がわかりますので、おすすめです。

さて、「そんな状況」の最中、おフランスで優雅な生活を送っていたメアリ仏王妃の旦那さん(つまり国王)が病死

幸せの絶頂期(なんとまだ16歳)に王妃の座から転がり落ちてしまったメアリは、新しい国王の系統のおじさんたちとソリが合わず、英国女王の権利はあるんだから(自称)とスコットランドに帰ってきた。

スコットランドとしては、その昔に巣立った可愛い女王が、おフランスの教育を受けて立派になって帰ってきたよ、とやんややんやの大歓迎

メアリ自身はカトリックだったんだけど、もう宗教では争わないでおきましょうと、宗教問題については蒸し返すことはなかった。(メアリちゃん、オトナ!)

天性の美しさ、立ち振る舞いの優雅さは、何かにつけちゃ大酒食らって吐くまで飲んで~のスコットランド人にはまぶしかった。 目が開けられないそのまぶしさに、みんなが魅了されていった。

「メアリちゃんのためなら何でもやりますぜ!」そんな不思議な一体感に包まれたスコットランド、時に1561年。

 
  • 友だち追加